マジックセブン

□11章〜北への雷(イカズチ)〜
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「くっ…また来たか…」

「翔!俊也!さっさとやっつけなさい!」

「わかった、わかったから蹴るな…」

はまだ興奮状態で、俊也や俺をドカドカ蹴ってくる。
ただ、ビジョンコブラを倒すと言っても、30匹は軽くいるぞ…
どうする…

「いいから、早く!」

「だからって、味方を蹴るなよ…」

確かに悩んでいる間にビジョンコブラはもう目の前にまで着ている。
既に鎌首をもたげているものもいる。

「ぐっ…」

その時、俊也がくぐもった声をあげてしゃがみ込んだ。

「どうした?コブラに噛まれたか?」

「いや…岬の蹴りが……」

うずくまる俊也
どうやら、岬の蹴りがあそこに入ってしまったらしい。

「あ〜も〜」

俺は、完璧にパニクってしまった。

「イレプション!イレプション!イレプション!(噴火)」

いくつか爆発が起きたが、コブラを一掃出来ない。
どうしよう…

「アーム!(腕)」

「わああぁぁぁ」

グシャ!
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