マジックセブン

□10章〜使い魔とドラゴン〜
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「なんだ!?このいかつい建物は!」

「コンクリート製かな?」

「ル、ルーフ・スケッチ!(見取り図)」

魔法陣に今度は家の見取り図が浮かんだ。
本当何でも出来るなこの魔法陣…

「広さは私達のギルドの四分の一、部屋の数は数十…構造は支部のコンクリート製二階建てです。」

「…そうか。」

おお、サッパリわからない会話だ。

「あれれ?気づかれちゃった〜?」

「誰だ!貴様!」

「アホヅラばっかり四人…楽勝だな。」

見ると、コンクリート製の建物の外階段を二人の人間が降りてきている。
一人は見かけに幼さの残る少年
もう一人はいかつい顔した、“いかにも”危なそうなお兄さん

「ゆ、雄大…この人達の家みたいだから、怒られないうちに、は、早く帰ろうよ…」

「翔!これは家じゃない…魔術師ギルドの支部だ!
だが、この辺りに支部を出している公認ギルドはない。恐らくは闇ギルド!」
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