マジックセブン
□9章〜蛇の巣〜
1ページ/10ページ
「イ、イレプション(噴火)!」
ズウーン
キラーモス、極限成長幼虫が倒れた。
俺達は前回と同じくらいの所まで、進んで来た。
日も徐々に高くなってきた。
途中、クレイジーフラワーの花畑で30分時間を取られたが、(俊也と俺がクレイジーフラワーの歌で、訳も解らず泣き出してしまったため。)あとは怪我することなくここまで来れた。キラーモスの極限成長幼虫にもだいぶなれたな。
そんなことを言っていると、目の前で糸を吐いているキラーモスがいた。
俺達にではなく、自分自身にだ。
周りを見ると、そうして出来上がったのであろう、キラーモスのサナギが大量に辺りの枝や葉、幹(大きさに合わせて)にくっついている。
「まずいな…岬別の道はあるか?」
「いいえ、残念ながら…」
「きついな〜」
「ねぇ、なんでキツイのサナギなら動かないから、むしろラッキーじゃん。」