マジックセブン

□5章〜NatureVillage〜
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俺がこの世界にやって来てから一週間が過ぎた…

この一週間、コウレッジウイングスでの生活は、意外にも快適だった。
あの曲がりくねった酒場(皆はギルドとか本部とか呼ぶ)の中には何でも揃っていた。
オシャレな食堂、コンビニのような売店、フカフカの絨毯の敷かれた談話室、大浴場に魔法の練習場…そして、見た目が酒場なだけに至る所にドリンクバーがあった。

ギルドのメンバーには、それぞれ個室があてがわれていて、ランクによって広さや家具が違っていた。
Regularランクの俺は八畳一間の部屋で、地球の自分の部屋とたいして変わらない気がした。

そうしてのほほんと暮らしていたときに、あの雷ヤローと朝霧さんが呼んでいると俊也が伝えに来てくれた。

俺は俊也に連れられ、初めてマスタールーム(コウレッジウイングス マスターの執務室)に入った。
「失礼しまーす。」

マスタールームはコウレッジウイングスのイメージカラーである水色の絨毯が敷かれ、あちこちに天馬の紋章の描かれたいかにもエライヒトのお堅い部屋だった。
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