*短編*

□Dearest
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出会いは去年、入学式やった
先輩は覚えとるやろか?


俺らは、ちょうど入口でぶつかってん
ぶつかった体は小さくて
いかにも1年生て感じがした
でも、
入学式必ずといってつける薔薇のバッチは付いとらんくて
かわりに2年生徒代表てかいた札を下げとって
そこには名無しさんて苗字が書いてあった


慌てて謝って体育館の中に消えた少女は
本間に可愛くて
標準語やったから多分
引っ越してきた人で
色白の綺麗な肌と
大きな丸い目、長いきれいな茶色がかった髪がすごく特徴的だった


入学式、俺らは出会った
突然にして唐突に
一瞬にしてでも確実に
ぶつかった瞬間、
俺は恋に落ちた
自分でも、凄いベタやと思う


俺は1年、相手は2年
クラスは疎か学年までちがう
階も違うから話すことも
ましてや見ることさえ
なかなかないと思う
それでもいい


名無しさんという名前、
小さな体と可愛い顔を胸に刻んだ
恋に落ちたその瞬間から
今も過去もこれからも
ずっとずっと永遠に


あなたは俺の最愛の人



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テスト前に書き上げました第1弾ですね!
私の大好きな歌い手さんのアルバムのタイトルをタイトルにしました^^
 

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