力の腐蝕
□勘違いの連続
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「いってぇー…。」
カーメンに打たれて赤くなった場所に氷を当てる…浮気って、確かにバッファローマンに連れられてキャバクラ行ったけど…酒飲んだだけだし…。
今、その連れていった奴は何か此処に居るし。
「帰ってくれないか?」
「カーメンに会いに来てんのに?それはどうかと思うんだが…。」
「アンタの所為で色々困ってるんだけど、そのカーメンに逃げられて。」
「さっきも聞いたけどよ、お前が悪いんだろう?「明らかお前だよ。」
ベル赤してやろうか、と手を上げた。
まぁまぁとなだめようとしたけどこっちは怒ってる、止めるのを止めようとしたが聞けと打たれた。
「悪かったと思ってるけどよ、一番悪いのはあの店の女の子だ。」
「会わせたのはお前だろ、よし切ろう。」
「だぁーかぁーらぁー、その女の子にカーメンに訳を話すように言ってあんだよ。」
俺の血の気が引いた、これで俺ミイラになるなって思った。
「ま、飲んで待とうぜ。」
「死ねる…。」
「…尻に敷かれてるな。」
五月蝿い!と一言叫ぶ、カーメンが心配で仕方がなかったのに死ぬかもしれないんだぞ俺が!
いや、俺的には別にカーメンに殺されても良いんだけども。
『勘違いされて死ぬのって嫌だ…。』
上手く誤解が解ければ良いな…。
と、思った刹那。
_バーンッ!
「「!?」」
いきなり扉が開いた、そこにはカーメンが居た。
…切れた目付きで。
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