力の腐蝕
□素直を隠す
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それから俺が何してる時も構うようになったスカー、ちょっとイラついたのは秘密だが嬉しいのも秘密だ。
周りの皆には色々言われるが、まぁいいさ。
「言っておくが!デッドの後ろは俺のもn「スカァァァ!!!」
スカーはこんな感じでウザくなったが、好きな人だから我慢できる。
同性愛って、結構普通なんだな。
『偏見か…よくある事だな。』
「デッド、スカーを放って置いて良いんですか?」
クリオネに言われるが、何か…。
「何か…面倒くさい。」
「でもさっきみたいに叫ばれるんじゃ…?」
「もうどうでもいい…。」
「…私は殴っても良いと思ってしまいますけど。」
「好きな人殴るほど出来てませんが。」
「見事な棒読みですね、大丈夫ですか?」
駄目だったら1人の部屋で寝ている所だ、なのに今日はスカーの部屋から来てるんだから大丈夫じゃないわけじゃない。
「…ハァ。」
「デッドー何だそのため息は。」
「買M!?」
声をかけたスカーにいきなり首に息をかけられ、驚いて肘をスカーの鳩尾に入れた。
あ、と俺とクリオネは声を合わせて言った。
「…ご、ゴメン…。」
「お…おま…!」
俺はすぐに謝ったが、ちょっと怒っているのだろう…怖い。
逃げようとした瞬間、肩をつかまれたそして。
_公開処刑された。
(皆の前でキスされた)
(同性愛とか普通じゃないとか思ってた頃が懐かしい)
(標識丸鋸でボロボロにしたのは言うまでもない)
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