力の腐蝕

□素直を隠す
3ページ/3ページ




それから俺が何してる時も構うようになったスカー、ちょっとイラついたのは秘密だが嬉しいのも秘密だ。

周りの皆には色々言われるが、まぁいいさ。



「言っておくが!デッドの後ろは俺のもn「スカァァァ!!!」



スカーはこんな感じでウザくなったが、好きな人だから我慢できる。

同性愛って、結構普通なんだな。



『偏見か…よくある事だな。』

「デッド、スカーを放って置いて良いんですか?」



クリオネに言われるが、何か…。



「何か…面倒くさい。」

「でもさっきみたいに叫ばれるんじゃ…?」

「もうどうでもいい…。」

「…私は殴っても良いと思ってしまいますけど。」

「好きな人殴るほど出来てませんが。」

「見事な棒読みですね、大丈夫ですか?」



駄目だったら1人の部屋で寝ている所だ、なのに今日はスカーの部屋から来てるんだから大丈夫じゃないわけじゃない。



「…ハァ。」

「デッドー何だそのため息は。」

「買M!?」



声をかけたスカーにいきなり首に息をかけられ、驚いて肘をスカーの鳩尾に入れた。

あ、と俺とクリオネは声を合わせて言った。



「…ご、ゴメン…。」

「お…おま…!」



俺はすぐに謝ったが、ちょっと怒っているのだろう…怖い。

逃げようとした瞬間、肩をつかまれたそして。





_公開処刑された。

(皆の前でキスされた)
(同性愛とか普通じゃないとか思ってた頃が懐かしい)
(標識丸鋸でボロボロにしたのは言うまでもない)



+*+
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ