力の腐蝕
□君の魔法は理性の破壊
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ある日、電話があった。
それはミートからで内容は簡単に。
《U世が、風邪を引いてしまいまして…。》
だ。
…俺は普通に、落ち着いて話した…決して万太郎のことを心配していないわけじゃない…いきなり過ぎて一瞬意識が飛んだんだ。
「…だから?」
《僕は3日くらい出かけなきゃならないんです、U世には作り置きを置いていくのでって言ってる途中でぶっ倒れて…もう決まった事なので行かないわけには行かないし…。》
なるほど、と思ったがそれについてはふと疑問が浮かんだ。
「それで、何で俺なんだ?」
思えば何人でも友達だとか居るだろう、いやでも無防備な万太郎を襲う輩も居るかも…待て、それは決して俺じゃないよな?
そんな俺の疑問に電話の向こう、ミートからの答えは…。
《U世のご指名です。》
と。
「…。」
行かない訳には、いかないことになった。
『確かに俺も。』
_たまたま、3日間クロエが何処かに行くらしいし。
_それで、その3日間が暇で。
_ちょっとした思い付きで、万太郎の所に厄介になろうと思ってて。
_更に、風邪が流行しているなーと思ってて。
_そしてこれはマジで偶然だが、本屋で安売りされていた棚の中で医療系の本があって立ち読みした。(自分が怪我した時の為とかの意味で
そんな所で携帯でミートから電話があった、偶然?偶然なのか?これは。
神様の悪戯か?いやそれを偶然と言うんだろうが、俺は色々悩みながら口に出したのは…。
「あぁ、分かった…買い物は必要か?」
《来てくれるんですね!有り難う御座います、買い物は済ませてあるんでそのまま来てください…あぁ必要な物は用意してくださいね?お金は出します。》
当たり前に、YES…だった。
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