力の腐蝕
□勘違いの連続
1ページ/4ページ
「こんの…馬鹿ぁぁぁ!!!」
_スパァーン!!
「いってぇぇぇ!!!」
「お前なんか…嫌いだぁぁぁ!!!」
わらわはブロッケンを叩き、家を飛び出した。
いつもの喧嘩じゃない、それより酷いと思う。
「…で、何が原因だ?」
将軍様に抱き付く、こういう時だけ甘える事が出来るので嬉しい。
言っておくが本命はブロッケンJrだ、将軍様は父親みたいな存在と言えば分かるな。
「浮気されました。」
「あぁ、なるほd……ハ?」
「浮気されたんですよ、分かります?浮気ですよう・わ・き。」
「…一度聞けば分かるが。」
「付き合い始めたのにいきなり浮気って…!」
「…。」
ついていけないと言うような顔をされた、聞いてきたのは将軍様なのに…いや、問題はそんなじゃない!
「どんな女と…いや男であっても許さない…!」
「…カーメン、落ち着け…。」
「将軍様は浮気されてもいいと?」
「いや…そう言うわけじゃ…。」
もう一言二言言おうとした時だ…ガシッと誰かに掴まれ将軍様の部屋から引き出された。
「マキィ〜!?」
「ハイハイ、将軍様に迷惑かけない。」
「サ、サンシャイン!離せ!!無礼者!」
「…。」
「今アシュラに似てるとか思っただろう。」
「狽ネ。」
これもスパァーンと叩く、そしてアシュラに言いつける…腹いせだ。
「アシュラ!サンシャインがわらわにセクハラを!!」
「…何…?」
「狽「、いや将軍様に気を使って…!」
「それで浮気か!?この砂野郎!!」
腹いせ、ちょっと大人げなかったか。
悪魔だから別に気にすることも無いだろうと思ったが…。
『何だか、Jrもあのサンシャインと同じ感じだったのか…?』
悪いのはアイツだとしても…叩いたのは悪かったか?
いや、浮気したのはアイツなんだからいいんだ!これで!
→