力の腐蝕

□勘違いの連続
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「こんの…馬鹿ぁぁぁ!!!」



_スパァーン!!



「いってぇぇぇ!!!」

「お前なんか…嫌いだぁぁぁ!!!」



わらわはブロッケンを叩き、家を飛び出した。

いつもの喧嘩じゃない、それより酷いと思う。










「…で、何が原因だ?」



将軍様に抱き付く、こういう時だけ甘える事が出来るので嬉しい。

言っておくが本命はブロッケンJrだ、将軍様は父親みたいな存在と言えば分かるな。



「浮気されました。」

「あぁ、なるほd……ハ?」

「浮気されたんですよ、分かります?浮気ですよう・わ・き。」

「…一度聞けば分かるが。」

「付き合い始めたのにいきなり浮気って…!」

「…。」



ついていけないと言うような顔をされた、聞いてきたのは将軍様なのに…いや、問題はそんなじゃない!



「どんな女と…いや男であっても許さない…!」

「…カーメン、落ち着け…。」

「将軍様は浮気されてもいいと?」

「いや…そう言うわけじゃ…。」



もう一言二言言おうとした時だ…ガシッと誰かに掴まれ将軍様の部屋から引き出された。



「マキィ〜!?」

「ハイハイ、将軍様に迷惑かけない。」

「サ、サンシャイン!離せ!!無礼者!」

「…。」

「今アシュラに似てるとか思っただろう。」

「狽ネ。」



これもスパァーンと叩く、そしてアシュラに言いつける…腹いせだ。



「アシュラ!サンシャインがわらわにセクハラを!!」

「…何…?」

「狽「、いや将軍様に気を使って…!」

「それで浮気か!?この砂野郎!!」



腹いせ、ちょっと大人げなかったか。

悪魔だから別に気にすることも無いだろうと思ったが…。



『何だか、Jrもあのサンシャインと同じ感じだったのか…?』



悪いのはアイツだとしても…叩いたのは悪かったか?

いや、浮気したのはアイツなんだからいいんだ!これで!




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