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□寒い日は
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「今って何月でしたっけ?」
「5月だな」
「にしては寒くないですか?」
「おぅ、寒ィな」

狭いリビングの中、ソファーに座って抱き合っている。テレビもつけずただずっと。
かれこれ一時間はたってるんじゃないか…?

「…何時までこの状態でいるんですか?」
「あぁ…俺が飽きるまで?」
「んなぁ!?そしたらずっとじゃないですか…」

¨はぁ…¨と溜め息をつく。静雄さんはクツクツと笑っている。
まぁ、こうして会えるのは久しぶりだから今日はずっと一緒にいたい。
だから別に良いんだけど…

「静雄さん、私、向きを変えたいです」
「ん…?何でだよ」

そう。私は静雄さんに後ろから抱き締めてもらってるからちょっと…いや、かなり不服だったのだ
「だって、私も静雄さんを抱き締めたいんです。」

¨一人だけズルいです¨と続けて言い、後ろを振り返ってみると

「おっ…おい!!こっち向くんじゃねぇ」

グイっと前に向かされてしまった

「何でですかー!!」

「るせぇ…少しは黙っとけ」

ギュっと抱き締められる力が少し強くなった。ちょっと苦しかったけど凄く幸せに感じる。
付き合ってすぐの頃は「傷付けたくねぇんだ」と言って手すら繋いでくれなかったのだから…

「…静雄さん」
「んぁ?…何だ?」
「大好きです」

そう言って私はほんのり赤くなっている静雄さんの頬に軽くキスをした


寒さは君の体温で

(…いきなりは卑怯だろーが…)
(いつもの仕返しです)

今日は、寒かったですよね(汗)←
ミナは寒さは苦手です…
そして名前変換がない…Σ(゜∇゜)
スミマセン…


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