また明日。・文
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ある日の授業中のことだった。
ツナと優良のクラスメイト達が廊下側を見て騒いでいた。
気になって見てみるとそこには涙を流してモジモジしているランボがいた。
「ツナ…優良、チャックが壊れてしっこできない」
ランボがそう言うとクラスは笑いに包まれた。
顔が赤くなっている(内心怒こってる)ツナを側に優良はランボに近づいていった。
『ランボ、トイレ行こう?』
「あ、ガハハハ、リボーン発見!!」
「お前今それどころじゃねえだろ!?もれそうじゃなかったのかよ!」
「あ」
次の瞬間、ランボはその場に漏らしてしまった。
ランボはおお泣き、クラスの人は爆笑。
ツナは顔を真っ青にしていた。
『ほら、ランボ。泣かないの。トイレに行こう?いつまでも濡れたままじゃ気持ち悪いでしょ?』
「グズ、ズピ…優良」
『みんなも、笑わないであげて。まだ小さいんだから漏らしても仕方ない事でしょ?みんなになってそういう経験あるんだから。』
優良がそう言うと、笑いに包まれていた教室が一気に静かになった。
それを見て、ツナは凄いと思った。
その日ツナはランボに学校に来させないように言ったが、聞いてくれず、しまいには保育係をつければいいのにと言いだした。
それを言われて頭に浮かんできたのは優良。
だけど、そこまで迷惑はかけられない。
「おれの知り合いの保育係を手配してやろーか?」
リボーンが水を飲みながらツナに言った。
ツナは驚きながらもランボの事はいつも…と言うと、あいつに邪魔されるのもいやだからな、と言った。
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