long青エク
□塾・友達
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あたしは、あの後メフィストさんに魔法の鍵(?)で、あたしの部屋まで送ってもらった。
メフィスト『貴女には、明日から正十字学園へ通ってもらいます☆』
「何でそう言う話になるんですか?!」
メフィスト『理由はッ!!!』
「………ゴクリッ。…」
メフィスト『面白いからですよ!!!』
「え…。」
メフィスト『それに正十字学園の…ワタクシの学園の方が、もっと"萌え"なんですよ☆』
「"萌え"…ですか…。」
メフィスト『はい☆』
何言ってんだ…この人……。
ん?
そもそも人なのか??
つか、この人……。
「あの、ワタクシの学園…って事は………」
メフィスト『はい♪ワタクシ"正十字学園"の理事長をしております☆』
「まじですか…?」
メフィスト『はい☆((ニッコリ』
「…。」
えぇええぇー!!!!
じゃあこの人…。
超お偉いさんじゃないのか??
メフィスト『では、明日迎えに参りますので〜☆』
「ちょ…!!!」
バタンッ――
「まじな話……?………」
冗談だよね…………
うん。
冗談だ……………
うん。
きっと………
ガチャ!!!!!――
「Σ!!!!!!!」
弟『姉ちゃんッ!!!正十字学園に行くって本当?!』
「勝手に入ってくんなッ!!!………………って………何でアンタがそんな事知ってんのよ?!」
弟『かぁちゃんと、とぉちゃんが近所の人達に自慢しまくってるんだよ。』
「嘘でしょ……。」
その夜。
一ノ瀬家では
パーティー並の晩御飯だったらしい。
ピピピピピピピピピ――
「んッ―――。」
カチッ―
「ん??」
あたし、目覚ましまだ、解除してないよね…?
なんで勝手に止まっ……
ん?
「緑のトンガリ……。」
トンガリ『 おはようございます。』
「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………」
ん?
あたしは、まだ夢をみているのであろう。
あたしの部屋に
アマイモンさんにしか見えない、
緑色のトンガリ頭が
見えるのだ…………。
「………………。」
「…………………………………………………………………………………………。」
「…………………………………………………………………………………………って…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………!!!アマイモンさんッ?!?!?」
アマイモン『 はい。 』
「な、なんで此処に?!」
アマイモン『 早くあいに、 会いたかったので。 』
「 は、はあ。」
どうやって入ったんだろ…。
アマイモン『 ……ジッ…。』
「…………。」
気まずッ!!!!
ってか、此処あたしの部屋だよね?!
なんで、あたしが気まずくなってんの?!
「 あの、アマイモンさん?」
アマイモン『 はい。なんです? 』
その台詞…。
あたしが聞きたいよ
「着替えたいんですけど…。」
アマイモン『 はい。どうぞ、お気になさらず。』
えぇええぇえぇッ!??!?!?!
気にするんですけどォ?!
ってか
気にしてくださいッ!!!!!
「えと…。その、一旦外でてもらってもいいですか…?」
アマイモン『 わかりました。 』
おっ!!!!
意外に、物分かり良いん……
アマイモン『では、外から見てます。』
ええぇえぇ!!!!!
わかってねーよ!!
この人!!
ピンポーン――
「うわッ!!絶対!!メフィストさんだッ!!」
アマイモン『 兄上?』
「うん。迎えに来てくれるって…どうしよう!!まだ、着替えてもないよォ!!!」
アマイモン『…… 。』
ピピピロピン―
「携帯…?」
アマイモン『 はい。』
メフィスト『アマイモン!!!今何処にいる?!』
アマイモン『 あいの部屋です。』
メフィスト『下りてこい。』
アマイモン『 わかりました。』
「…あの…。アマイモンさん?」
アマイモン『兄上が呼んでいますので。』
「 あ、はい。」
ガシッ――
「えっ――。」
ガラッ――
「え――?」
嘘!!!
アマイモンさんは、いきなりあたしを横抱き(お姫様抱っこ///)して窓をあけた。
アマイモン『 掴まってて下さい、』
「アマイモンさん!!///ここ12階だっ――」
アマイモン『 ビョーンッ――』
「ひャぁぁあぁ!!!!!!」
スタッ――
アマイモン『 兄上。あいも連れて来ました。』
メフィスト『まさか、あいさんも一緒に飛び降りたのか?』
アマイモン『 はい。』
メフィスト『アマイモンッ!!』
「ん――。――あれ?死んで―ない――?」
メフィスト『はぁ〜。アマイモン。あいさんを車へ乗せろ。』
アマイモン『はい。』
「え?!大丈夫です!!自分で歩きますから!!////」
アマイモン『……。』
ギュッ――
「ッ――///////」
ストンッ――
アマイモンさんは、車のシートまであたしを運んでくれた。(お姫様抱っこで///)
「あ、ありがとうございます!!///」
アマイモン『 ジーーッ 』
「………どうしました?!」
やば!!
あたしやっぱり重かったのかな?!
アマイモン『 顔が あかいです。』
「へッ///それは!!その…//」
お姫様抱っこされたからとか言えないよッ!!///
あたしが
焦っていると
メフィスト『大丈夫ですか?((ニコ 』
「メ!!!!!メフィストさんッ!!!おはようございます!!///」
メフィスト『フフッ。おはよう☆それより、その服で学園へ行くおつもりで?((ニヤニヤ』
あたしが
自分の姿をみてみると。
「あぁぁぁッ!!どうしよう!!!!パジャマのままだ!!」
メフィスト『仕方ありませんね。』
「へ…?」
メフィストさんは、そう言うと
メフィスト『アインスッ、ツヴァイ、ドライッ☆』
メフィストさんが
呪文のようなものを称えると…
ブワンッ――
ん―――
なんだ、この煙り―――。
メフィスト『さぁ、行きましょうか☆』
あたしが自分の姿を見てみると。
「か、可愛い制服…。」
メフィスト『でしょう?ワタシ的には、もっとピンクでもよかったと―((ブツブツブツ』
何これ!!!
魔法?!
やっぱこの人――
「ピエロだ!!!」
メフィスト『…ぐッ……………………………ぐはハハハハッ!!!やはり………((面白い…。))』
「((何で笑ってんだ、この人…。))」