紅狼

□7月19日 センニチコウ〜焼き付けられたもの、忘れないわ〜
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「戦…ですか?」



それは日常の中で聞かされた言葉。

日常といっても、この臨時花嫁のバイトを始めてからの日常ではあるが、日常は日常だ。

夕鈴は陛下のお茶を淹れながら、たった今陛下の口から聞かされたことを頭の中で整理することに努めている。


「戦っていうか、暴動の鎮圧だよ〜。」


彼女が頭をフル回転させるに陥った元凶は、のほほんと笑いながら彼女に話しかける。





センニチコウ〜焼き付けられたもの、忘れないわ〜
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