黒曜

□嘘と愛、罪と罰
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骸)「別れましょう」
切なげな笑顔を向けて首をかしげる骸。

綱と骸は今日、2人で公園に来ていた。

綱)「...え..?」
訳が分からないと言った表情で目を見開いて骸を見つめる綱。

今日はエイプリルフール。少しだけ綱に意地悪をしたくなった骸さんの嘘でした。

骸)「嘘ですよ、エイプ..って綱吉...?」

笑顔で振り返った目線の先には先程まで居た綱の姿がなかった。
どこへ行ったのか。
自分が綱を傷つけたのに不安になった。


走って
走って
走って

広い公園の中を走り回った。
暫くすると大きな木の下に体育座りでいる綱を見つけた。

骸)「綱吉..ッ!!」
僕が声を張り上げて綱吉の名前を呼んで、息を切らしながらベンチまで向かうと綱吉は顔を上げた。
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