黒曜
□遠い世界の
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僕はボンゴレの守護者の一人で、君はボンゴレ十代目
【好き】だなんて
言える筈が無くて、この言葉が君を苦しめるなら
僕は好きだなんて伝えない....伝えられない
綱)「骸、これあげるねっ」
いつものように優しい笑みを浮かべながら僕にお守りを渡してくる綱吉
骸)「お守り...?」
骸は綱からお守りを受け取り、じっと見つめながら首を傾げていた。
なんで、お守り...?
綱)「ほら、次の任務少し危ないみたいだし....」
骸)「えぇ...」
綱)「骸には怪我して欲しくないからさっ」
照れくさそうに人差し指で頬を掻きながらそう言う綱吉に僕は心臓がドクン、と高鳴ったのを感じた。
また君はそう言う事を...僕は君のそんな仕草にドキッとしてしまう
期待してしまう
好きだから、大好きだからこれは重い。
痛い。
ズシリ、と痛む心。
その笑顔さえ苦しい。
綱)「骸...?どうしたの?」
骸)「.....何でもないですよ」
綱吉からお守りを受け取り笑顔を見せた
上手く笑えたかな
上手く、上手く君に笑顔を
あぁ、この任務で怪我をしたら君はまた
僕を心配して泣くのでしょう?
だから
もう一度笑ってもらえるように
【ただいま】を...