猟奇少年と純愛少女

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弄る場所が決まったので、俺は道具を取りに家の中に戻った。物置部屋に入り、父さんの工具箱や使えそうな物をゴミ袋に入れていく。
道具を見る度に、それでどう人体を改造出来るか想像した。動悸が激しくなる。こういう感情の事を「わくわくする」って言うんだな。多分。

ある程度ゴミ袋が道具でいっぱいになったところで部屋を出て庭に戻った。
マサトの横でしゃがみ込み、取り敢えずどうしようかと顔とゴミ袋の中にある道具を見比べ、考える。

すると、ふいにのこぎりに目が止まった。



まず……首、切ってみるか。



ゴミ袋の中からのこぎりを取り出し、マサトの細い首にあてがう。そのまま俺は腰を上げ中腰になり、マサトの胸を片足で踏み付けて押さえた。

のこぎりを握り直す時に、自分の手が震えているのに気付いた。恐怖でじゃないことは、もうわかってる。


俺はのこぎりを握っている手に力を入れて、勢いよく刃を前に動かした。



ぐちゃっと肉が擦れる音がしたと同時に血が溢れ出た。
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