VOCALOID 2

□君に詠う寂の詩は
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ー彼はお前を殺す。
その為に生きているのだー

幼い頃から繰り返し教えられた。
僕は彼を殺さなければならない。
僕と彼はよく似た容姿、声をしているという。
僕と彼が殺すべき相手を見失わないようにらしい。
村の中でも珍しい青い髪と瞳。
こんな僕のようなやつがもう一人いるというのはとても不思議な気持ちだ。
彼はこの村を滅ぼしてしまうから、僕は彼を殺さなくてはならない。
どうして僕だったのか。
それは神様が僕なら出来ると思ったからだとか。





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