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□君が隣にいる日常
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小さい頃から一緒だった。
だから、いつも側にいるのが当たり前だと思ってた。

「めーちゃん、聞いてよ〜…」
「……何よ?」

喫茶店でお茶しようと誘われて来てみればいきなり情けない声を出される。
少し呆れながらもちゃんと聞いてくれた。

「俺、明日告白しようと思うんだ」
「そう。偶然ね、私もよ」
「え?めーちゃんも?」
「もう決意した時からずっと緊張しっぱなしなのよ…」
「うっ…俺も…」

二人揃って溜息を吐く。
まだ告白すらしてないが、今から気が気でないようだ。
事前報告とお互い応援し合った後、喫茶店を後にする。
家は隣同士。
二人は当たり前のように並んで歩いた。
それは傍から見れば恋人のように仲睦まじく映った。

「じゃあね」
「またね」

家の前に来ると手を振って別れる。
小さい頃から一緒だった。
だから、いつも側にいるのが当たり前だと思ってた。
この関係が当たり前だと思ってた。





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