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□伝えた想いは
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静かになった部屋で一人考えていた。
長い時間をかけて彼の言葉の意味を理解した。
気付いた時には涙が流れていた。
悲しいとか、辛いとか、そういうんじゃない。
ただ、単純に嬉しかった。

「そっか…あなたも俺のことを…」

彼の胸に刺さったままだったアイスピックを引き抜いた。
迷うことは何もなかった。
自分の心臓に向けて突き刺した。

「もし…もし、また出会えたら…」

すぐ力が入らなくなって彼の上に倒れ込んだ。

「俺たち…伝えられ、ます、か…?」





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