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□優しい雪
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気が付けばもう夜も遅くて
君はもう寝ているのだろう

別れの言葉さえ告げずに
お互い会うこともなくなって
今更会いたいと思うなんて

あの日の君のキモチに
応えられないまま
ずっと待たせていた

ねぇ 今も待ってくれているなら
聞いて欲しい
こんな僕を許して


僕の愚かな優しさが
君を傷付けていた
まだ間に合うなら
許して欲しい

あの時はまだ自分のキモチ判らなくて
答え 出せなかった

優しさの雪 目に見えなくて
すぐに溶けて消えてしまう

君の優しさに
僕はどうして気付けなかったんだろう?
あの時に戻れたらいいのに…

幾ら悔やんでも
時間は取り戻せない
君との距離は開いたままで


遠くから見た君は
前より綺麗になっていて

遅くなったけれど
伝えたい このキモチ
ずっと待たせていたから

携帯の番号は 勝手に聞き出した
君は驚いて
声の震え 悟られぬよう
君を呼び出して


ねぇ 今も待ってくれているなら
聞いて欲しい
僕の想いを

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