白ひげ短編夢
□今日は暑いや
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私はサッチに指導されながらも銃を構えて
マルコの背中をねらう。
「いいか、よーく狙えよ」
「でも、涼しそうだよ?」
そう、ほんの少しの罪悪感と共に
「いや、それは奴の雰囲気のせいだ。本当は暑いはずなのにやせ我慢してるんだ、見ろよ、今日はいつものホットコーヒーじゃなくてアイスコーヒーだぜ?」
「あ・・・確かに」
マルコっていつもなんだか涼しそうなイメージだったから気づかなかったけど、やっぱり暑いんだ。
よし、それなら問題ない!
「サッチ官庁やります!」
「よし、一発お見舞いしてやれ」
そして私は引き金に力を込めた
ぱしゃぁーーーん
「うわぁッ」
マルコの悲鳴とともに
見事に私は水鉄砲でマルコの背中を射止めた。
ミッション
マルコを水鉄砲で涼しくしてやれ!
クリア
「やりましたサッチ官庁」
「なかなかの腕前だ!よし次はエースが行け!」
「おぅ、見せてやるぜ!」
そして、エースは身軽にバク転しながら
銃でマルコの・・・
ぴしゃぁん
頭を・・・
いつも立っている髪の毛がぺたっとなった。
「ぎゃはははは、流石エースやべぇぞ!マルコの髪の少なさが目立っちまった!!てか格好悪ぃ」
「サッチ、マルコはかっこいいんだから、そんな事言わないで!」
「いや、でも見ろよ・・・あの・・・頭・・・」
あれ?
なんだか部屋の空気が涼しくなってる!
気のせいかな?
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