マルコ長編連載夢

□03バナナと小鳥とそれから魔女
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「おい!出てきやがれ!!」

外で大きな声がした。

海軍か?
そっと身を低くして戦闘の体制に入った俺だが、信じられねぇ言葉を聞いた。


「この魔女!火あぶりにしてやる!」


俺はちらっとシャミアの方をみる。


シャミアはおびえていた。

海賊にもおびえねぇこいつがしゃがみこんで震えていた。
外からは何人もの声が響き渡る。


「お前のせいで凶作だ!」
「お前のせいで、夫が海で溺れ死んだんだ!!」


俺はすぐさまシャミアの元にかけよった。

「どうゆう事だよい。おい!シャミア。」

シャミアは震える声で小さく呟いた。
涙までこぼれ落ちていた。


「村の・・・災いは全て私のせいだって・・・ひぃっく・・・でも、私・・・なんにもしてないん・・・です。本当に何も・・・。」


近づいてよくみて気づいた事だが
シャミアには無数の痣があった。
痣だけじゃなくて、切り傷の痕も・・・
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