マルコ長編連載夢2
□18現在時刻は午後6時
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カチ カチ
カチ カチ
時計の音が長れ
静かな空間に妙なリズムのみ響く。
慰められた後、マルコは仕事があるようで、
私をおいて、親父様のもとへ・・・
私は自分の部屋に戻り、
暇な時間をやり過ごす為本に手をのばした。
と、その時。
バンッ
部屋の扉が勢いよく開いた。
かと思うと・・・
ナディアさんの顔が見え、
にっこりと相変わらず綺麗な笑顔で
「シャミアいま暇なんでしょ?」
と問いかけて来た。
「うん。暇だけど・・・」
「そっ!じゃあオッケーね!ちょっと、こっち来なさいよ」
そう言われ、なにか企んだ顔のナディアさんは私の腕をぐっと掴んで、前を歩いていく。
私はつられて歩くけど、
正直ナディアさんのあの笑顔をしている時にろくな事がなかったような・・・
とは思いつつも、怖いのでしぶしぶついていく。
たどりついた先は
今まで一度も入った事のなかったナディアさんの部屋だった!
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