マルコ長編連載夢2
□17現在時刻は午後3時
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カチャ
カチャ
「おい、お前俺のとんなッ」
「ケケッ、エース隊長また飯に顔突っ込んで寝ちまってるぜ」
「まぁ、いつもの事だしなァ、今のうちに食っちまおうぜ」
ぷはッ
「おい！それの俺のだ、食うんじゃねぇぞ」
「「起きたぁあ！？」」
あー、またエースのやつ寝ちまってんのか。
そのくせ、飯取られそうになると決まって起きる。
一体どんな仕組みか知りたいねぃ。
食堂は人で溢れかえり、
とっくの昔に昼は過ぎているんだが、
さっき敵襲があったから仕方がねぇよぃ。
敵襲でちらかった船を元通りにしねぇといけねぇから
自然と時間がずれちまう。
今となっちゃあ、慣れっこだよぃ。
「マルコーお腹空いたぁー。」
「たくさん食えよぃ。」
「うん！」
自分の目の前で必死にパンにかじりつく
シャミア。
たくさん並べられた皿の横には
ちゃっかり例の赤ワインが座ってやがる。
「マールコっ飲んで飲んで」
そう上機嫌に言って、俺のグラスにワインを注ぐシャミアに御礼を言い、
カラン
「乾杯！！」
ゴクッ
お？
意外と美味いねぃ。
「んーー美味しい！ほんっと美味しい！」
あーワインをうっとり見てやがる。
ワインに嫉妬しても仕方がねェ話だが、
ついつい、独占欲が出ちまってまいるよぃ。
もうガキじゃねー良い歳してんのにねぃ。
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