マルコ長編連載夢2
□14現在時刻は午前5時
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水平線からゆっくりと顔を出し
徐々にあがる太陽。
まだ朝というには暗い。
そんな時間に
俺は肌寒さを感じ目を醒す。
寝ぼけた目で隣を見ると、まだぐっすりと俺のベットで寝ているシャミアが寒そうに体を丸めているのに気づき、落ちていた毛布をかけてやる。
「ん〜マルコぉ〜・・・」
猫みたいな可愛い寝顔で俺の名前を呟いた。
俺の夢でも見てるのかねぃ?
そう思うと嬉しくなり、自然と笑みがこぼれた。
「あー、コーヒーでも煎れてくるか」
うんと伸びをして、眠気を吹き飛ばすと、二人分のコーヒーを入れにいった。
食堂にはまだコックの一人すらいねェ。
まぁ、当たり前か。
こんなに早く目が覚めちまったからねぃ・・・
時計に目をやりながら、コーヒーだけを注いで
部屋に戻る。
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