マルコ長編連載夢2
□13セレ・ブリッジ島〜後日〜
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クークークー
空は快晴、
偉大なる海を陽気に突き進むモビーディック号。
「おい、この新聞見てみろよぃ」
セレ・ブリッジ島を出航して数日、
新聞に大きく掲載された事があった。
私はマルコから新聞を受け取りながら
マルコに言われたところを見てみる。
「えっと・・・セレーノ家のグレン氏のおこした騒動は大変異例の事態であったが、グレン氏は裁判に勝訴し、生き物達は国によって守られる事になった。また、この機会を通して、生き物の保護団体に投資をはじめた模様・・・あぁー良かった。みんな本当に大丈夫だったみたいで!」
この事実は本当に嬉しかった。
私たちが脱出したせいで、酷い目にあってなかったか心配だったから・・・
グレンさんって、意外にいい人だったんだな〜
新聞の間からひらりと何かが落ちる。
風にさらわれて、少し遠くにいってしまったので、
私はそれを追い、
拾い上げ
ソレを見た瞬間大きな声をあげた。
「あぁあああ!!!」
「ん?どうかしのかよぃ?」
「マルコ、いいから、これみてこれみて!!」
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