マルコ長編連載夢2

□02島の名前は・・・
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「おいマルコ、2番隊の隊員が懲りずにまたシャミアの手配書を部屋に貼ってたぜ」


サッチが俺に声をかけてきた。

あぁ、わざわざ報告してくれたんだなァ


「サッチ報告ありがとなぃ」

「別にいいってことよ!」


そして、こいつの顔を見てふと思い出した。


「それとサッチ・・・てぇめぇの部屋のベットの前の壁に貼ってあった手配書回収しといたよぃ!」


「ま、まじか、おいッ何してくれるんだ!」


「何してくれるじゃねーよぃ!俺以外貼るの禁止だよい!」

「ちぇッ、兄が妹の写真貼って何が悪いんだよ。エースだってルフィの写真貼ってるじゃねーか」


「そりゃ貼ってるけどよぃ・・・」


「なぁ、そんくらい許せよ。もう兄としてあいつの事見て守りてぇって思ってるんだぜ」


いつになく真剣な目で言ってくるサッチ。

確かに、こいつを出し抜いて俺とシャミアはよろしくやってる訳だ。

そしてサッチは諦めて兄としてみるようになった今

問題はねぇかもなァ



「ハァ・・・分かった。貼っていいよい」

「うっしゃぁー、これで俺の今晩のおかずは守死できたぜ!ぐハっ」



ぱしゃーーん



俺はサッチを勢い良く蹴り飛ばし海へと落としてやった。



「おい、マルコひでぇーな、冗談だって」

泳いで船に捕まるサッチに俺は怒声を浴びせる


「お前が言うと冗談に聞こえねぇーんだよい!!」



あぁ、危ねぇよい。


シャミアは船のアイドルだから困ったもんだぃ





ぴちゃん



海からあがったずぶ濡れのサッチは
服をしぼり、髪の毛をかきむしりながら
俺に文句を飛ばした。


「自慢のリーゼントがしなしなになっちまっただろ」

「自業自得だよい」




「まぁ、その話はおいといてこの今停泊中の島過ぎて次むかう島はあそこだろ?」


「あぁ、そこだがわざわざなんだよぃ」


あぁ、あんまり
あの島の話はしたくねぇのに・・・



「俺が言いたいのはシャミアの服は買ったかどうか聞きてぇんだ」


「買ってねぇーよい」


「早く買いに行くべきだろ、あいつはあーゆー服一着も持ってねぇはずだぜ」


「俺はシャミアをあの島に上陸させる気はねぇんだ」


「そりゃ、お前が上陸させたくねぇ理由は分かるけどな、お前は、上陸する事になるだろ?」


「そりゃ俺は親父の代理だからなァ・・上陸するよぃ」


「たぶんシャミアだったら、お前に着いてくぜ。あいつ隠し事とか嫌いだろ?船に居ろ!なんて言ったら、あいついじけるぜ。てか絶対後を追うぞ」


確かにあいつが着いてきちまうのが想像出来た。


「はぁーあいつにはあんまり知られたくねぇんだけどなぃ」


「お前が言いたい事も分かるが、あっちの方にあいつを連れてってやったら知らずに済むんじゃねーか?とにかく、船に置いてきぼりにするって訳には簡単には行かねぇーって話だ」


あーサッチに説教されるとは思わなかったよぃ。


今からでも服買いにいくか。



「分かった、買いにいくよぃ。じゃあな」


俺はサッチに軽く手を振り

シャミアのもとにかけつけた。








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