マルコ長編連載夢2
□01新たに時を刻む
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空はどこまでも蒼く
太陽は眩しい
白ヒゲ海賊団の船はとある島に停泊していた。
そして、私たち1番隊は港にいます。
「ぎゃははは、こんなちびっ子に俺らの相手させるなんてひでぇー仲間達だな」
「ひどくないもんっそれに、これは私がためされてる事・・・」
私の目の前に立ちはだかっているのは
30人程の海賊達、
私の後ろに控えているのは
1番隊のみんな・・・
そして、最愛のマルコ。
「マルコ、そこで見ててね!」
「あぁ、俺たちはこっから見守ってるよぃ」
マルコが笑顔で見ててくれる。
刀をぎらつかせながら、
残忍な笑みを浮かべる海賊達、
「女だからって容赦はしねぇぞ、覚悟しな」
「私は一応容赦するつもりだからっ覚悟して」
私の返答がおかしかったのか、
一瞬ぽかんとした顔の海賊だったが、
「なめやがってッ!!!」
その言葉を合図に戦闘が始める、
私は腰にぶら下げていたランプに声をかける
「トゥリー出番よ」
にゃおおお(了解した)
「リリアン、準備いい?」
キョロロロ(準備万全よ、さぁ行くわよ)
そして、空を舞い敵に向かうリリアンと海の水を引き寄せるトゥリー、そして、私は小刀を構え身を低くして走る。
ねらうは
足。
「ごめんなさい」
そう私は謝罪の言葉をかけながら、
敵の足の関節部分を小刀で斬り掛かり、空いたもう一方の手で、相手の体の体制を崩させ後ろに倒れるようにする。
どすんッ
「くっそぉお」
この方法でどんな巨体もたいがい倒れる。
命まではとらない、
うーうん、
とれない。
だから、せめて、また立ち向かってこないようにする事。
それが私が身につけた戦闘方法。
キョロロロ(ちょっと、背後が不注意よ)
そうリリアンが声をかけ、振向くと、
男が刀を振り、切り掛かろうとしていた。
キョロロロ(はぁー全く)
そう溜め息をついたリリアンが翼をばさっと広げ仰ぐと
紫がかった内側の羽が男の顔にかかり、そのまま失神した。
リリアンは雛鳥で今までは何も出来なかったが、
今のリリアンは成長し、それなりに戦闘ができるようになっていた。
大人になると、麻痺毒を持つ鳥なのである。
ただし、麻痺毒と言っても心臓を麻痺させるものではなく、体がしびれて動かなくする程度である。
「ありがとう、リリアン!」
キョロロロ(ほら、早くしないと危ないわよ)
そして、リリアンに助けてもらいながらも、私は再び敵に向かっていった、
トゥリーは水の壁を作って、敵の銃弾から私の身を守ってくれている。そして、能力者を見つけるとずるずると海へと引っぱっていく。
「お、お前何もんだぁ!」
「私は、1番隊副隊長シャミア」
怯えの表情を見せた敵にそう名乗り、
「ごめんね?」
そして、同じように最後の敵を倒した!
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・・・・・・
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