白ひげ短編夢

□薬事件その2
1ページ/4ページ




長期連載ヒロイン夢です。

実は薬事件その1は

贈り物欄展示の
50000hit〜タマゴ様へ〜
話「CANTARE」の番外編でやりました。

その2ですが、1と関連性は特にないので、
1を読んでなくても読めます。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ルシアナさーん、あの面白い薬まだありますか?」

私は医務室にいる、ナースのルシアナさんの元にかけつけた。


「ふふふ、やっぱり気になるのかしら、前回ので懲りたって思ったのに」


「懲りたっていうよりは、あれは、あれで良かったんです。ただ、最近マルコが仕事、仕事って言って、手伝わせてもくれないし、かまってもくれないのでここに来ました」


少しすねていると、ルシアナさんはふふっと笑い
例の木箱を持ってきた。

そこには、やはり色とりどりの瓶がたくさん入っていた。


「まぁ確かに面白い薬はあるわよね。これなんかどうかしら、『クィーンハート』えっと、たぶん女らしさを高める薬だと思うんだけど・・・」


「女らしさを高める!!??」


私は思わず大声を上げた。

だって、私ルシアナさんや他のナースさんみたいに
セクシーでもなんでもないから、

やっぱり


女らしくなりたいと思っていた。


女らしくなったら、マルコももっとかまってくれるのかなぁ?



そんな事を思いつつ、ウィスキーのような黄金色の液体が入った小瓶をルシアナさんから受け取る。

『クイーン ハート』


なんか、可愛らしいハート型の小瓶。
私はその小瓶を軽くふりながら


「でも、一週間しか効果ないんですよね・・・」


私が残念そうに言うと、


「一週間でもいいじゃない。一体どうなるのかしらね」


「えっと、私の期待は足が細くなるのと、腰が細くなるのと、バストアップと・・・」


「あら、じゅうぶん可愛いのに・・・とにかく、飲んでみないと分からないわね」


「はい、とにかく飲んでみます」



こうして、



名無しさんは一気に




『クイーン ハート』




と名付けられた、金色に輝く薬を飲み干した。



そして、その瞬間・・・



名無しさんは



いつもと違った人間に変貌したのだ!!




・・・・・


・・・・・・・・






.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ