白ひげ短編夢
□薬事件その2
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長期連載ヒロイン夢です。
実は薬事件その1は
贈り物欄展示の
50000hit〜タマゴ様へ〜
話「CANTARE」の番外編でやりました。
その2ですが、1と関連性は特にないので、
1を読んでなくても読めます。
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「ルシアナさーん、あの面白い薬まだありますか?」
私は医務室にいる、ナースのルシアナさんの元にかけつけた。
「ふふふ、やっぱり気になるのかしら、前回ので懲りたって思ったのに」
「懲りたっていうよりは、あれは、あれで良かったんです。ただ、最近マルコが仕事、仕事って言って、手伝わせてもくれないし、かまってもくれないのでここに来ました」
少しすねていると、ルシアナさんはふふっと笑い
例の木箱を持ってきた。
そこには、やはり色とりどりの瓶がたくさん入っていた。
「まぁ確かに面白い薬はあるわよね。これなんかどうかしら、『クィーンハート』えっと、たぶん女らしさを高める薬だと思うんだけど・・・」
「女らしさを高める!!??」
私は思わず大声を上げた。
だって、私ルシアナさんや他のナースさんみたいに
セクシーでもなんでもないから、
やっぱり
女らしくなりたいと思っていた。
女らしくなったら、マルコももっとかまってくれるのかなぁ?
そんな事を思いつつ、ウィスキーのような黄金色の液体が入った小瓶をルシアナさんから受け取る。
『クイーン ハート』
なんか、可愛らしいハート型の小瓶。
私はその小瓶を軽くふりながら
「でも、一週間しか効果ないんですよね・・・」
私が残念そうに言うと、
「一週間でもいいじゃない。一体どうなるのかしらね」
「えっと、私の期待は足が細くなるのと、腰が細くなるのと、バストアップと・・・」
「あら、じゅうぶん可愛いのに・・・とにかく、飲んでみないと分からないわね」
「はい、とにかく飲んでみます」
こうして、
名無しさんは一気に
『クイーン ハート』
と名付けられた、金色に輝く薬を飲み干した。
そして、その瞬間・・・
名無しさんは
いつもと違った人間に変貌したのだ!!
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