白ひげ短編夢

□幸せを呼ぶ四葉のクローバー
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「みなさんーーー四葉のクローバーみつけてきましたぁ!」

「おぅ名無しさん!すげぇな!」
「あれか?幸せになるって」
「おぉ。本当に四つに分かれてるな」
「こんな中からよく見つけたよい」

サッチさんエースさんジョズさん それにマルコが
駆けつけてきてくれた。



私たちは春島に来ています。
桜は散ってしまって若葉が映え始めています。
あたたかい風
ぽかぽかの太陽


春ってやっぱり素敵。



私はいい事を思いつき四葉のクローバーをばらしだす。

「おい、名無しさん!何バラバラにしてんだぃ」


マルコだけでなく皆心配そうな顔。
スプラッタにしてるように見えてるみたいだけど
失礼な!


「はい、マルコ。これはエースさん、ジョズさん、サッチさん!これで丁度4人分」

そう言って私は四つに分けられハート形になったクローバーを一人一人に手渡した。


みんなにも幸せになって欲しいから。



「おいおい、それじゃあ名無しさんの分がなくなっちまうじゃねぇか!」

サッチさんがそういってハート形のクローバーを半分にして私に差し出した。

それにならうみたいに
エースさん、ジョズさんも私に半分さしだした。


「おいおいマルコはケチな野郎だぜ。渡したくねぇってよ」

サッチさんがケラケラと笑い
マルコをつっついた。

すると、マルコがそっと私の傍まで来ると


「馬鹿やろい。こんなハートもらっちまって半分にしちまったら、名無しさんと俺の仲を引き裂くみてぇで嫌なんだよい。それに名無しさんからの愛を返品なんかしねぇよい」

そう真剣に言ってくるマルコ。

なんで、こんな恥ずかしいセリフ平気で言えるんだろう。///






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