白ひげ短編夢
□このエロバナナ!
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「おい、名無しさん。エプロンなんかしてどうしたんだぃ」
「嫁入り修行!」
「名無しさんも、とうとう俺の嫁になる覚悟が出来たんだなァ」
「別に、マルコの嫁になるって決めた訳じゃないわよ!昨日だって告白されたんだからッ」
私がふふんと鼻をならし得意げに言う
すると、マルコはがっかりしたように
「そうかよい。一体誰と結婚する気か知らねぇがお幸せになァ」
と一言のこして私から離れていく。
もの言わぬマルコの後ろ姿。
やだ、マルコ本気にしないでよッ
離れていく姿にたまらず
心の中で悲鳴を上げる。
私はマルコを追いかけ
「マルコのばか!冗談って気づいてよ!」
私は後ろ姿のマルコにがばっとしがみついた。
マルコは何も言わない。
それだけで、私は泣きそうになる。
「私はマルコのお嫁になるってきめたんだからっ、だから、どこにもいかないで」
するとマルコは私の方を振り向き
優しい笑顔を向けた。
「どこにも行きやしねェよい。my honey」
「マルコ寒いよ。まさか私に言わせたいんじゃないでしょうね。あの言葉」
「言ってくれよぃ。旦那様になるんだからなぃ」
「///分かったわよ! だ、 ダーリン」
私は背の高いマルコを見上げて早口で呟くと顔をぱっと背けた。
真っ赤な顔を見られたくない///
「ったく、こんなおっさんには勿体ねぇくらい可愛い奥さんだよい」
「褒めたって何もでないぞ!
」
とうとう私も奥さんか。
どうしよう新婚生活とか・・・
期待が弾む。