マルコ長編連載夢
□34想いは意外な結末を生む
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キョロロロ(今日は何か特別な事でもあったの?)
「やっぱり分かる?」
キョロロロ(シャミアは顔に出やすいからねーすぐ分かったわよ)
「ナディアさんとビスタさんのおかげでね、少しは剣の腕前は上がったんだよ!見ててね」
キョロロロ(わぁー危ないから振り回さないでっ!)
「ごめんっ、ついついはしゃいじゃった!」
にゃぁおおお(元気そうで何よりじゃ、ナディアとは何者なのかのぉー)
「何者って?ナディアさんは、ナディアさんだよ!」
にゃぁおおお(いや、そうゆう意味じゃなくてな)
「??」
にゃぁおお(まぁ、よいか)
キョロロロ(そういえばシャミア、本よんでくれるって言ってたわよね)
「うん!ちょっと待ってて」
そして、私はリリアンに読み聞かせる為に本を探した。
『限りある命の果てに』
これは確か前に読んじゃったし、
『月光、貴方へ、太陽、貴方から』
これも読んだし・・・
うーん、
「俺はよく暇な時は本とか読んだりしてんだ。シャミアは新聞とか本とか読むのか?」
そういえばマルコこんな事言ってたっけ。
マルコの部屋には確かにたくさんの本が置いてあった気がする。
マルコに本貸してもらおうかな?
うん、きっと貸してくれるはず!
それに・・・マルコに逢えるし一石二鳥だ。
「リリアン、私マルコのところ行って来て本借りてくるね!」
キョロロロ(昨日みたいに、夜いっちゃって戻ってこないって事にはならないわよね)
「も、もちろん戻ってくるもん!///」
キョロロロ(あのエロバナナシャミアに何かしなきゃいいけどね)
「マルコはそ、そんな事しないよッ///」
キョロロロ(どうかしらね〜とにかく行ってらっしゃいな!)
「うん、行ってくる」
私はマルコの部屋に向かった。
私はその時マルコの部屋に行くんじゃなかった
そう思い知らされるのは、この後すぐだった。
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