マルコ長編連載夢
□32想いを新たに知る
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クー クー クー
モビーディック号は歪な関係をもった仲間を乗せながら
何事もなかったように陽気に海を進む。
ナディアはその容姿のおかげもあり、船の仲間はすぐに彼女を仲間として受け入れ、ちょっかいをかけてばっかりだった。
船仲間はシャミアとナディアが一緒に仲良く話しているのを不審に思っていた。
お互い恋敵だというのに、何なんだ?
何であんなに仲いいんだ?
親父様は
「シャミアはそうゆう奴だからな、グラララあいつらしい」
と笑う。
意外というか、何の星の元かは分からないが
ナディアとサッチが仲良くなるのも早かった。
ナディアは
エースとも仲良くなっていた。
マルコ一人を除いては、だいたい仲が良いと言えるくらいだった。
「・・・シャミアの親友ねぃ」
マルコは、複雑な思いを抱きながら、そう呟いた。
その頃
シャミアはというと・・・
ナディアさんの質問にたじろいでいた。
「やっぱり、マルコさんって上手いのかな?」
「へ?」
「ほら、恋人同士なんだから、分かるよね?」
「え、その・・・??」
「シャミアさんのマルコさんを取ろうって訳じゃなくて、ちょっと興味が湧いて聞いてみただけだからね!どうなの?実際」
「あのナディアさん、言ってる意味が分からないんだけど・・・」
私はナディアさんの言ってる意味が分からなかった。
何を聞きたいんだろう。
上手い?
何が?
「マルコは、書類まとめたり、皆を指揮するのは上手いと思うけど?」
私が精一杯言うと。
きょとんとして、
「そーゆー事じゃなくて、恋人としての・・・」
「・・・きす///?」
私が恥ずかしそうに聞くと、ナディアは
「その先ー!!」
って声を張り上げた。
その先?
私が目を泳がしていると、
ナディアさんが信じられないって目で私を見る。
そういえば、悪魔の実を知らないって言った時
みんなこんな顔してたっけ。
「これは、サッチさんを呼ぶ必要あるわね」
とナディアさんは呟き、
サッチを引っぱって来て、そこに「何か面白い事でもあんのか?」とエースがきて、そこを通りかかったマルコにサッチが「シャミアについて話合うんだとさ」と教えて、マルコも参加決定。
急きょ開催された
「シャミアは果たしてどこまで知っているんでしょう?会議」
えっと、
私どうしよう。
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