マルコ長編連載夢

□25Life〜cooking〜
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白ヒゲ海賊団は島を出た後宴会をした。
水の猫トゥリステはみんなに

「トゥリー」という愛称で呼ばれる事になった。

トゥリーはシャミアの所にいるか、
あるいは海の中に潜ったり、猫だけに自由気ままに
楽しめるまでになった。

新しい仲間を迎えた白ヒゲ海賊団は
この偉大なる海の荒波を楽々と乗り越える。

今日もいたって平和な日々。


シャミアもマルコとはだいぶ打ち解けたみたいだった。






「約束した通りサッチさん!料理教えて下さい!」

「おぉシャミア!やる気満々だな。よし俺が美味い料理を伝授してやるぜ」

「お願いします!」


そう言って、サッチの後につづいて
エプロン姿のシャミアが厨房に入っていった。

俺はちょうどそこに居合わせちまったから
心配で仕方がなくなった。


俺は最近どうも気が気でならねェ。

特にサッチもシャミアに本気って分かった時から
シャミアとサッチを二人っきりにするのが不安で仕方がねぇんだよい。

俺とシャミアはもう恋人同士だから心配する必要ねぇように思うだろうけどよぃ


それでも俺は心配で仕方がねぇ。


シャミアは何の警戒もなしにほいほい
ついてっちまうしなァ。


「こうなったら見張ってるしかねェじゃねぇーか」



俺はそっと厨房の扉の外で待機していると。
ピンク色のふわふわした鳥
シャミアといつも一緒にいるリリアンが
どこからともなく現れた。


キョロロロ(おーす!バナナマン!あんたって本当にダメね)


「なんだ、リリアンじゃねぇか。それとバナナマンじゃねぇッって言ってるだろぃ。焼き鳥にするぞ」

キョロロロ(きゃぁ怖い怖い。よーしシャミアに言いつけるわよ)


「おいおい卑怯じゃねぇか」


キョロロロ(ふふふ、本当に頭が上がらないのね)


「う、うるせぇよい」


キョロロロ(それとちゃんと聞いてる?私が言った言葉!あんたって本当にダメねって言ったでしょ!!)


「なんだよぃ。喧嘩をしかけにでも来たのかよぃ」


キョロロロ(違うでしょうが、あんたそんな積極性ないとサッチにシャミアをとられちゃうわよ!)


「は!?いきなり何いってんだぃ」


サッチの名が出たとたん俺は思わず必死になって聞き返しちまった。


しかも、シャミアをとられちまうって!!





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