マルコ長編連載夢
□22神秘の島 夜宴
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「無事に宝を手に入れた事とシャミアの副隊長就任を祝って、乾杯!」
「乾杯!!!」
カランとグラス同士が音をたてた。
それを合図に盛大な夜宴がはじまった。
島での活躍ぶりでシャミアはずいぶん評価が上がった!
そして、1番隊全員の猛烈な推薦もあってシャミアが1番隊副隊長になる事が決まった。
副隊長の席はずっと空いていた。
今まである程度の事は自分でやっちまうから
あんまり副隊長を誰かにしぼるなんてしなかったからなァ
「入ったばっかりなのに、いいんですか?」
「いいんだ、いいんだ。お前なら副隊長にふさわしい」
「それに勇気もあるし頭も回る、隊長のサポート役だ。うってつけの仕事だと思うぜ」
「マルコの・・・サポート役・・・///私!頑張ります!」
嬉しい事にシャミアは副隊長になる事を承諾してくれた。
そうして、今に至る。
「マルコ、ちょっと恥ずかしいよね。副隊長って呼ばれるのが、私でいいのかなぁって思うし」
ぐびぐびと酒を飲み込みながら笑うシャミア。
「何言ってんだい。今日の事はお前ェの活躍のおかげだったじゃねェか。自信持っていいんじゃねぇのか?」
そう俺がシャミアの頭を撫でると
「マルコがそういってくれるなら、自信持つ!」
と言ってけらけら笑う。
顔を真っ赤にさせやがって
少し酔っぱらってきてるみてぇだな。
そんな様子も可愛いくて仕方がねぇ
あぁ、幸せだよぃ。
シャミアが副隊長になってくれるなんてなぃ
そんな風に微笑んでいられるのは今のうちだと知ったのはだいぶ後からなんだけどよい
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