マルコ長編連載夢
□20神秘の島 決着
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「おいっマルコこれじゃあ、キリがねぇぞ!」
エースさんが水の猫に向かって炎を飛ばしながら声を張り上げていた。
エースさんの炎で一度は蒸発しても
すぐに水となって形作る猫。
たしかにラチがあかない。
切ってもだめ
打撃もだめ
蒸発させてもだめ
あの光る猫には何をやっても通じない
まるで実体がないみたい・・・
実体・・・
私の頭の中に引っかかるものがあった。
その瞬間、
無意識に頭の中に映像が流れる。
そういえば、あの猫の光と
暗闇の中の髑髏と同じ光を発していたような気がする
あの髑髏はなんなんだろう
あの猫ははじめにこう言った
「せめてものハンデとして水の中に潜らずに相手をしてやろう」
これはハンデでなくて
もし
水の中に入られたくない理由があるとしたら・・・
あの光る髑髏に
きっと答えがあるはず・・・
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