マルコ長編連載夢
□16神秘の島 湿原
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「シャミア、そろそろサッチも落ち着いてきたんじゃねぇかぃ?」
俺はシャミアにそっと声をかける。
全くこいつァ気がつかねぇからなァ
そうゆう天然な所も可愛いけどよい
やっぱり危なっかしくて仕方がねぇよい
気がつけば、すぐ危なっかしいって思ってる俺自身がいた。
これは、もう俺の口癖になりそうだぃ。
「マルコ、見てよ!サッチさんのこんな青ざめた顔!」
といってサッチを指差して必死そうに庇う。
俺はどれどれと見てみると・・・
無言で青ざめ、震えるサッチ。
サッチは
シャミアが俺の方を向いてる時だけ
俺に向かって投げかける笑み。
サッチ、てぇんめぇえ!!!
「こんなにも、震えて可哀想なサッチさん」
俺のこんな思いに気づかないのか
そう呟いた後サッチをぎゅっと抱きしめるシャミア。
おいおい、何抱きしめてんだい。
あぁ、でもこれ以上言ったら
またシャミアに
怒られちまう。
俺は、ふぅーと溜め息を吐き
怒りをなんとかこらえた。
そう、いくらサッチが俺に向かって
こっそりVサインを
出そうと・・・
・・・
やっぱり我慢ならねぇよい!!