マルコ長編連載夢

□15神秘の島 探索
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夜の森は気味が悪い位静まりかえって
動物の声なんて一切聞こえない。



宝を守る為の仕掛けも無い。
ただ、夜の静寂が私たちを包むだけ・・・


一体この森は私たちをどうする気なのだろうか。

そして、まず今思っている事・・・


この2人は私をどうする気なのだろうか?


「あのぉ、歩きにくいんですけど」

右隣にマルコ、左隣にサッチさん。
とにかくサンドイッチにされている状態。

「つぶれちゃいますって」

「シャミアが嫌がってるんじゃねぇか。お前ェは後ろにさがってろい」

「片側だけじゃシャミアの安全が確保できねぇだろ?」

「俺一人で十分だよい。それにお前ェじゃ盾としても使えなさそうだなぃ」

「なんだとぉお!!」


喧嘩の火は勢いをましていく
私を挟んで始まった争い。


私の事を心配してくれるのは嬉しい

けど・・・

さっきから私つぶれてるんですけど・・・

マルコ?

サッチさん気づいてますか?

・・・・

「もういいです!」


私はさっと後ろに下がって


「エースさん、すみませんが隣いいですか?」

「おう!」



そしてエースさんの隣に収まった。

「そういえばジョズさんとお話した事ありませんでしたね。」

「あ、ああ」

ジョズさんは、マルコとサッチさんに気を使いつつ微妙な受け答えをする。エースさんも混じりなんだか楽しい。
ジョズさんの能力についてとか、3番隊長だとか・・・

前の二人はおとなしくなってくれていた。

「ダイヤモンドって素敵ですね!」

「そ、そうか。初めて言われたなぁ」



「おい、マルコそもそも俺たち何処目指してんだ?」

エースさんがマルコに声をかけた。
たしかになんとなく歩いていたけど・・・

マルコはポケットから不思議な時計を取り出した。
その時計には針が無い。
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