マルコ長編連載夢
□11神秘の島 到着
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マルコ隊長は私にそっと寄り添ってくれた。
「お前ぇは危なっかしいから、心配で仕方ねぇんだよい」
と私の髪をくしゃくしゃっと撫でた。
「大丈夫ですよ」
「お前ぇは、そうゆうけどな。俺は肝を冷やしてたんだよい。喰われちまうんじゃねぇかって」
真剣な目で諭すマルコ隊長。
マルコ隊長はいつだって私の心配をしてくれる。
「子ども扱いしないで下さいよ」
と私はぷいっと頬を膨らませるけど、
やっぱり本音では
心配してくれるマルコ隊長が本当に大好きだった。
「おい、シャミア。あの海王類がなんか吠えてるみてぇだよい?」
ギャラアアア(この島には仕掛けがあるんだ気をつけな)
そう、サゼルさんが注意してくれた。
「仕掛け?マルコ隊長・・・仕掛けがこの島にあるらしぃですよ」
隣にいたマルコ隊長に心配を投げかける。
「そりゃあ、宝があるような島には、何もねぇっていう方がおかしいよい。心配はいらねェ俺らがついてるよい」
と心強い事を言ってくれる。
流石はマルコ隊長。