マルコ長編連載夢
□09お前ェを守り隊
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「おいおい、親父のナース達が連れてる女誰だ?」
「すんげぇ美人じゃねぇか」
「おい、ありゃあ一番隊に入ったばっかりのシャミアじゃねぇか?」
「ずいぶん色っぽくなっちまったなぁ」
廊下ですれ違った男の人達が口々に声をかけてきた。
そんな事言われるのははじめてで、顔が赤くなるのを隠せない。
「ほら、自信をこれでちゃんと持てたでしょう?」
ルシアナさんが笑いかけるが。
どうもこうゆう服ははじめてで慣れていない。
「あの、露出が多すぎじゃないですか?」
今着ている服は背中があいたドレスで
しかもスリットがかなり高い位置まであるものだった。
「こんなの全然よ」
「それにこの服高いんじゃないですか?」
「いいのよ。服なんて腐る程あるから。あなたは私たちにとって妹みたいなもんだから素直にもらっておけばいいのよ。あなたに似合いそうな服を部屋にもっていかせたから、もうあんな男臭い服はきないでね」
「ありがとうございますっ」
キョロロロ(良かったわね、私も安心したわ)
「うん」
とりあえず甲板に出ると
親父様が
「海賊船にゃあもったいねェな、グラララ。この船にのってるあほんだら共に手だされねぇように気をつけろ」
と笑ってくれた。
親父様の笑い声を聞きつけて集まってくるみんな。