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□OPに逆ハー主と傍観主がやってきた話(ネタ)
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OPの世界に逆ハー主とともにトリップしてしまった傍観主の話。



ある日目が覚めたら見知らぬ女の子と海辺に倒れてた。なんだこの状況。解せぬ。

自分が起きたのとほぼ同時に横にいた女の子も目を覚ましバッと飛び上がるとあたりを見渡しガッツポーズを決めた。ひゃっほー!ついに私も異世界トリップしたんだな!キタコレ!私愛され逆ハーエンドが見えたわ。神様ありがとう!!

起き上がりいきなり意味のわからないことを叫ぶ女の子にドン引いた。こいつ電波か。喋ってるのは日本語なのに理解できません。トリップ?異世界?なんでそんな考えが最初に浮かぶの?普通自分が船に乗ってて遭難したとかから考えない?いやまあ私の最後の記憶は自宅で睡眠学習していた記憶だから遭難ってのもありえないんだけど。あれ?私の方がおかしいのかな?

女の子はひとしきり意味の分からないことを言った後私に気づいてハッと息を呑む。貴様、まさか傍観主か、と。だから日本語でおk。

お前は私の逆ハーレム企画を陰険に邪魔する傍観主だろ!だが私は貴様の悪質な嫌がらせなんかには屈しないからな!私はキャラに愛されてお姫様生活を満喫するんだからな!ははは!我が逆ハー補正にひれ伏すがいい!だから日本語でry

取り敢えず興奮する女の子をどうどうと落ち着け現状を理解させる。私たちが今いる場所はなんかどこかの海岸です。しかも後ろは何の手入れもされてない荒れ果てた森だしここひょっとすると無人島かもよ?状況は最悪です。取り敢えず協力して家に帰ろうと提案するが女の子は聞いていない。おい聞けよ。

女の子は何かを見つけたらしい。手に二つの果実を抱えてる。なんだその実は。ぐるぐるの模様が書いてあって変だし絶対毒あるよ。捨ててきなさい。

だが女の子はこ、これは悪魔の実!??ということはここはワンピースの世界か。なるほど、つまりこれは神様からのトリップ特典だなわかりました。悪魔の実は二つあるな。こっちの実はハート型に見えるぞ?よしこっちを私が食べるぞ!といって止める間もなくあっさり食べた。あー、

食べた瞬間女の子はゲーゲーいいながらマズイとジタバタ暴れている。だからやめた方がいいと、・・止めてはないな。思ったのにあー。

だがその瞬間から島あちこちから小鳥が集まり女の子に群がる。そして海ではイルカが楽しそうに跳ねてる。なんだこの超次元現象は。

すると女の子が小鳥をあちこち乗せながらフハハハ!どうだ見ろ!私はどうやら当たりを引いたようだぜ?これはきっとモテモテの実に違いない!やふぅー!これで私の逆ハー主への地位がより確固なものとなったぜ。この状態の私に勝てるなど思わないでいただこう。私は完全無敵のヒロインの地位を手に入れたのだ!!と嬉しそうに叫んだ。体中に小鳥を侍らせて言ったところで締まらないな。にしてもそれ悪魔の実なの?ってことはここワンピースの世界なの?まじか。あんな危険な世界に放り込まれたのかよ。ひとつなぎの秘宝とかまったくいらないから元の世界に帰してくれ。

取り敢えず私も悪魔の実を手にする。ワンピースの世界だとわかった以上生身の状態でいれば即座にモブ海賊に襲われてジ・エンドとかもあり得る。なんの力もないのは絶対にやばい。あの子みたいに小鳥にモテモテの実とかいやだな。戦闘系こい。私はまん丸の悪魔の実にかじりついた。ゲロマズイ。

食べてすぐは何の実なのかわからなかったが私がふれた小石がバンっと何かに弾かれたように飛んでいったのを見て唖然とする。なんだこの能力は。もう一度別の小石を掴もうとしたらそれも触れた瞬間飛んでいった。あれか、これはハジハジの実で私はいろんなものを弾くことのできる能力者なのか?なんか使い方めんどくさそうな能力がきたな。まあバラバラの実なんかより全然いいけど。

そう思いながら顔を上げると女の子は膨れ面だった。どうしたんだと聞くと最強主路線で私を物理的に排除するつもりなのかといってくる。もうこの子とは意思疎通ができないかもしれない。

能力は得たがやっぱりここから抜け出せない。この島はやはり無人島だった。現代人の私らはどうやって生きていけばいいんだろうね。もう生きるのがつらい。

女の子の名前は×××というらしく×××様と呼んでもいいわよ!といわれたが気軽に×××と呼んでいる。どうみてもお前同年代だろ。

そんなわけで話の通じない女の子との無人島生活が始まった。島には色んな果実が成っていたのでそれを食べて生きる。おほほほ、ナマエはなんか変な実しか食べれなくて可哀想に!私の夕食は唐揚げだぞ?ドヤと言ってた×××も果実をむしゃむしゃ食べる。あれ?お前その自分の周りにいる鳥食べるから食料は問題なし!とか言ってなかったっけ?といえばべべべべべべつに今すぐ食べるとは言ってないもん!フランボワーズもチックもまだ小さいしもっと育つのを待ってるだけだもん!だからなんか愛着沸いて食べ損なってるとかじゃないからね!本当に違うからね!っとめっちゃ慌てた。あ、うんそうか。小鳥たちに名前まで付けたのか。なんかほっこりした。話は通じないけど×××のことは嫌いじゃないです。

島で暮らしはじめて1ヶ月、だいぶ自分の能力になれた。×××も能力を使いこなせるようになったらしく最近では小鳥たちに木の実を取ってこさせたりしている。食料を探す手間は彼女にはない。どうだ羨ましいだろ?と言われたが全くうらやましくない。だって×××は動物に愛され過ぎてて週に1回は必ず島の奥に棲むこの島の主的なライオンに拐われるんだもん。どうやら気に入られて花嫁にしたいっぽい。その度に助けてと泣き寝入り喚く×××を助けるのが私の役だ。ライオンをぶっ飛ばし×××を救出する。私が能力使うのが上手くなったのは×××のお陰だろう。感謝はしない。

そんな感じで島で生きてたのだがある日私は自分の能力が海を渡ることができると気が付いた。足が沈む前に海(正確には海のちょい上にある空気)を弾いて歩くことができる。私はこの島を脱け出せるのだ。

それがわかったとき×××も自分を連れていけ!と喚いた。正直めんどくさかったがここに放置するのも後味悪いし連れていく。×××とともに島を脱出した。小鳥は着いてくるらしい。×××の肩にとまっていた。

さてどこにいこうかと考えていると×××が白ひげ海賊団を探そうと言い出した。え、なんで?

ワンピースファンとしてエースは死なせんぞ!原作改変じゃぁー!と×××が叫ぶ。まあ確かにエースは死んで欲しくないけど自分の命かけてまで頑張りたくない。まあここまでの縁だし×××を白ひげ海賊団に送り届けるところまでは付き合ってやろうと白ひげ海賊団を探す。

白ひげ海賊団は案外すぐに見つかった。まあ有名な海賊団ですから。モテモテの実の効力か×××はすぐに白ひげ海賊団の面々に気に入られた。問題なさそうだね。ではお元気でと去ろうとしたらナマエも白ひげ海賊団の船に乗るんだよ?と×××に言われ思わずは?と素で返す。

なんでも傍観主がほかの勢力で力を蓄え逆ハー主を討つのはお約束の展開らしい。だからほかのところになんて行かせないわよ!あんたも白ひげ海賊団に乗りなさい!近くにいておかしな行動したら私もわかるから!と×××はいう。この子の電波具合は本当にヤバい。もはや言語障害があるのではないかと疑うレベルだ。

だが×××にそう主張されたせいで×××を気に入った白ひげ海賊団の屈託なお兄様がたに船に乗せられる羽目になった。解せぬ

そんな感じで細々と白ひげ海賊団の一員として頑張る。待遇は一般船員と同じです。×××は幹部クラスの待遇らしい。さすがに理不尽です。

お前お望みのハーレム人生を築けたんだろ?なら私のことは解放してくれ。

グダグダいいながらも白ひげ海賊団に馴染みつつ一般船員とも仲良くなりながら暮らしてたんだがある日×××が再び押しかけてきた。なんだよ、私に何の用だよ。×××が絡むとろくなことにならないから関わりたくない。帰ってくれませんか?

だが×××は私の都合なんてお構いなしに話を始める。なんでもサッチがヤミヤミの実を手に入れてたからティーチに今晩殺されるかもしれない。助けに行こうという打診だった。

なんでそれを私にいうんだよ。普通に君の恋の奴隷と化している隊長様の誰かに言えやといえば私がそのことを知ってるのを突っ込まれたら困るだろ?ナマエはそれなりに強いから最悪私の盾くらいにはなるだう。ほら、早くサッチのところにいこうと×××に言われる。殴るぞ

まあ私も別にサッチに死んでほしくないから渋々×××についていく。行った先ではすでにティーチがサッチに襲い掛かっていた。おい!呼ぶの遅いだろ!もう戦闘始まってるぞ!

取り敢えずティーチの攻撃を弾いてサッチ生存ルートは確保。しかしティーチにヤミヤミの実は食べられてしまいティーチ逃走。あー

逃げたティーチを追うエース。よし、私たちも行くぞという×××。うん、え?

なんで行かないといけないんだよ。行かないとエースがティーチにやられて死んじゃうじゃん!まあそうかも知れないけど私はいかないよ。だって今のティーチ恐ろしく強いじゃん。仲間もいるみたいだし普通にやられて死ぬかもしれないじゃん。死ぬの怖くないの?

といえば愛のためなら死ねるね!私のハーレムメンバーは誰一人死なせんぞ!と×××は胸を張る。×××の周りをピーピー小鳥が飛んだ。ちょっと尊敬した。

仕方なしにエースを助けに行くのについていったのだがすでにエースはティーチに倒されていて頂上戦争が始まってエース死なせないためにガチで頑張る逆ハー主とそれに巻き込まれる傍観主の話。



逆ハー主:愛すべきバカ。戦闘力は5。残念な子。モテモテの実の能力は異性に無条件に好かれる。だけど実力者には効きにくい。なので白ひげ海賊団の隊長クラスには印象が良くなるくらいの効果しかないのだが逆ハー主がアホの子でしかも貧弱だからなんとなく可愛くてみんな構っている。ちょっとお馬鹿な猫をかわいがるような感じ。実は実力で逆ハー主になってるのだが本人は気づいてない。傍観主のことは『あんたなんて別に好きじゃないんだからね!』と思っている

傍観主:逆ハー主に振り回される可哀想な子。流され系女子。それなりに強い。ハジハジの実はバーソロミューくま的な力を想像してください。白ひげ海賊団では逆ハー主に振り回される苦労人と認識されている。真面目なので周りからの信頼は厚いし実は隊長クラスにだってきちんと評価されてる。皆に気遣われて時々おかずが一品多かったりするのだけど本人は全く気付いてない。逆ハー主のことはなんか嫌いになれない。はー、




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