ブック(ネタ)

□思春期の男女の事情
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「あ」

「あ、」


ガチャリと倉庫室のドアを開けた瞬間とんでもないところに遭遇してしまった。中にいたのはジャンだった。ジャンはズボンの前を開けていてブツが飛び出ている。つまりあれだ、夜のひめごと、イケないひとり遊びだ。ぶっちゃけると0721だ、読めた人は友達になろう。

昼の自由時間に立体機動で鬼ごっこしていたらうっかり立体機動を破損してしまって、このままだと食事抜きと始末書になるのでそれはいやだったからこっそり倉庫から部品調達して直そうと思ったらジャンのアレな現場に居合わせてしまったというわけだ。そうかそうか、まあジャンもただの性少年だものね?私はさっさと出て行くのでごゆっくり



「おっと、これはお楽しみ中にすまないね。すぐに出ていくから安心して続きをしたまえ。大丈夫、ミカサには言わないから。ミカサには言わないから」


「なんで2回くりかえすんだよ!ミカサ以外にはいう気満々じゃねえか!おいこら待ってってナマエ!」



あたりまえじゃん。こんな面白い話取りあえずコニーに話してサシャに広めてもらって明日のみんなの話題にする以外に何すると?あのジャンが1人寂しく倉庫で戯れてたんだぜ?ププッ

大丈夫だってジャン。ミカサには聞こえないって。だってミカサはエレン以外興味ないもの、ジャンなんか興味ないって。これいったらジャンが発狂するかもな。あ、本人も知ってるか



「ちょっと待っててナマエ!」


「汚なっ!自分のナニ慰めてた手で触るんじゃねぇよ!」


「あ、わりぃ。ってそうじゃねぇ!そもそもなんでナマエがこんなとこにくるんだよ!何しにきたんだよ!」



ジャンがナニ弄っていた手で私に触ろうとするからとっさに払いのける。ちょっとやめてくれる?この私の穢れなき純潔の貴いボディが汚れたらどうしてくれるんだ。

で、何しに来たって?そんなのお前みたいにナニしに来たわけじゃないよ。まともな理由だ。ただ私的目的で壊してしまった立体機動を直しに来ただけです。



「壊れた立体機動を直す為の部品取りに来ただけだよ」


「今日立体機動の訓練なかったのに何で壊れるんだよ。お前ひょっとして許可なく立体機動壊してそれでこっそり修理しようとしてるのか?」


「そそそそんなわけないだろ!」



図星を突かれて思わず声が上擦る。取り敢えず否定しておいたがジャンの顔が悪人面に変わったのを見て誤魔化せなかったことを悟った。くそっ、馬面のくせに生意気な!



「ほほう、そうか。立体機動壊したのか」


「違うって!ただ鬼ごっこしてるときにあまりにも誰も捕まらなくてイラッとして思わず立体機動使って追いかけたら捕まえる時に着地に失敗して立体機動壊れてたとかそういうんじゃないからね!勘違いなんてしないでよ!」


「別にそんな詳細な理由求めてたわけじゃねぇけどこれで相子だな。お互い誰にも言わないでおこうぜ」



そう言ってニヤリとジャンが笑みを浮かべる。ぐぬぬ、せっかくジャンの弱味握れたと思ったのにまさかやり返されるとは悔しい。ちくしょう、仕方ないここは引いてやるか。でも負けたわけじゃない、私は負けてない。だってジャンなんか今下半身丸出しで私にドヤ顔してるんだよ?これはリアルに負けてないな。ジャン気持ち悪いからそのブツさっさとしまえよ。

はぁー、もうさっさと立体機動の部品取って部屋に戻ろう。今からこいつを直さないといけないんだもんな。鬱だ



「ちっ、今日のところは見逃してやる!じゃあなジャン!」


「まあそういうなって。ちょっと待てよナマエ」



さっさと部品を手に入れて去ろうとしたらジャンに腕を掴まれた。おまっ、あれほどその汚ないもので触るなと言っているのにも関わらずなんてことするんだよ!



「何するんだよジャン!」


「いや、まあせっかくここに来たんだしよ、手伝ってくんね?」


「手伝うって何を?その出ているブツを不能にする手伝いならしてやってもいいぞ」


「恐ろしいこというなよ!ほら、わかるだろ?もし手伝ってくれたらお前の立体機動俺が直してやってもいいぜ?」



ふざけたことをいい始めたジャンに腹が立って下半身削いでやろうと思ったがジャンの言い出した提案を聞いて動きを止める。え、立体機動直してくれるの?



「マジで?私の立体機動直してくれるの?」


「おう、お前が手伝ってくれるんならな」


「結構ぎっちりがっきりげっそり壊しちゃってるんだけど大丈夫?」


「どんだけ乱雑に扱ったんだよ。まあ大丈夫だろ。俺の立体機動に関する成績は知ってるだろ?」



そういってジャンはニタリと笑う。知ってるさ、腹立たしいことにこいつの立体機動の成績はあの人間やめてる系女子のミカサを抜いて一番だ。立体機動に対する理解は同期の中で郡を抜いている。悔しい、私なんて32位なのに!この成績ってどうなの?少なくとも憲兵団にはなれないな。

ジャンに修理を頼めば間違いなく直してくれるだろう。はっきりいって私には直せるか怪しいレベルの破損具合だったからこの助け船は有難い。だけれどそのためにナニの手伝いをしなくてはならない。嫌な条件だ。取り敢えず具体的に何すればいいか聞いてみるか。話はそれからだ。黙って足を開けとか言われたら股間蹴りあげて逃げよう。私の純潔はジャンなんかにはやれん



「何すればいいの?」


「後ろ向いてそこに座っててくれたらそれだけでいい」


「え?それだけでいいの?」


「ああ。お前ミカサと同じ色の髪じゃん。お前の後ろ姿見ながらミカサのこと想像して抜くわ」


「最低だなこの野郎。私はミカサの代わりかよ?死ねばいいのに」



本当にこいつ死ねばいいのに。別に私を使えとは思わないけど他人の代わりにされると腹立つ!

だがここは大人になって我慢しよう。ただぼーと座ってれば立体機動が直るんだろ?っち、仕方ない

ムスッとした表情で私はジャンに背を向けその場に座る。直ぐにジャンの荒い吐息が聞こえてきて振り向いてジャンのナニ潰してやりたり衝動にかられるが立体機動のために我慢してやる。反省文と飯抜きは嫌だ



「ハッ、ハッ、ミカサッ、」



荒い息の中にミカサの名前が交じる。ジャンって本当にミカサのこと好きだよな。どこが好きなんだろ?確かに黒髪が好きって言ってたよな?それなら私でもいいじゃん。別に嫉妬とかではない。こんな馬面好きなわけがない。ただイラつくだけだ。ああ、ムカつく!

そうだ、ジャンが悪い。私という美少女が目の前にいるのになんでミカサで抜くんだ!これは恋愛感情ではない。プライドの問題だ。そうだ、そうに決まっている!



「おいジャン」


「んッ、クッ‥、ってうわっ!な、なんだよナマエ。脅かせんな」


「うるさい。お前遅すぎたろ。いつまでシコってるんだよ。あんまりにも時間かかってるから手伝ってやることにする。有り難く思え」


「え、」



振り向いてジャンのブツをガン見してやる。こいつここも馬並みかよ。めちゃめちゃでかい。ちょっとデカすぎて引く。いや、頑張れ私!もう何と戦ってるかわからないけど負けるわけにはいかないんだッ!



「デカッ!ここまで大きくしてして何でまだイかないんだよ。ほらさっさとイけや」


「え?ちょっ、待てよナマエ」


「うるさいこの遅盛れ野郎!さっさと黙ってイけよ」



ジャンのナニ掴んで上下に擦る。するとジャンのブツは直ぐに先走り液でべちょべちょになっていった。なんだ普通に感度いいじゃん。これなら直ぐにイくだろう。よし、さくっと終わらせよう



「なんだジャン気持ちいいのか?お前の息子バキバキにでかくなって更にえっちな汁まで出してるぞ?」


「やっ‥、ばかっ、やめろって!んっ、」


「こんなくらいで喘いじゃうなんてジャン敏感過ぎるだろ。そんなんだとミカサと本番したときに入れた瞬間イっちゃってミカサに早漏れ野郎って嫌われちゃうぞ?」




そういうとジャンは耳まで赤くなった。なんだこいつ可愛いぞ。なんだろうキュンキュンする。

あの高飛車で馬面で勉強できるけど性格悪いジャンがだぞ、私の手の中であんあん喘いでいるんだ。なんかこうグッとするものがある。なんだこの気持ち?ゾクゾクするぜ

そのまま上下に擦り親指で先っぽの方をグリグリしてやる。その瞬間ジャンが大声であえいだから気持ちいいのだろう。このままイかせてやろう。



「あっ、あっ、んっ。ナマエそれやばいッ‥、」


「ヤバいくらいイイの?それなら良かったじゃないか。ほらイきたいんだろ?イけよ 」


「だ、ためだっ、そんなにされたら‥、んあっ、ぁああっあァァっ!!」



ジャンが悲鳴をあげながら精子を吐き出した。勢いよく出されたそれは私の手を汚した。ジャンの荒い呼吸音だけが倉庫に響く。‥うん、気まずい。ふたりで無言で黙りこむ。

これが噂の賢者タイムという奴か。自己嫌悪が半端ない。なんでこんなことしてしまったのだろう。原因は間違いなくジャンだ。そもそもジャンがこんなところでオナってたのが悪かったのだ。ジャンがこんなところでシコシコしてるからこう、なんか私もその場の空気に呑まれてやっちゃったのだよ。そうだジャンが悪い。そして手がねちゃねちゃしてて気持ち悪い。もう気分は最悪だ。こんなところさっさと出ていこう。



「えっと、なんかその、うん、バイバイ」


「待てよ」



ここを離れるうまい言い訳が思い付かないでもう強引に出ていこうとしたらジャンに引き留められた。またかよ。その汚い手で触るなって言っただろ?いや私の手も汚れきってるけど、、、もうなんだよ。

さっさと離せという意図を込めてジャンを睨み付けようとして唖然とする。ジャンの顔は真っ赤だった。



「あ、あのさ」



真っ赤になりながらもジャンはたどたどしく言葉を紡ぐ。え、これジャン?ジャンってこんなに可愛かったっけ?おどおどしていて声が震えていて私を引き留める手ですらぎこちない。こんなのがあの唯我独尊なジャンのはずがない。だれだよこいつ。私の知ってるジャンじゃない。あいつはこんなにかわいくない。



「ま、またしねえ?」



そういうジャンの言葉を聞いて私も真っ赤になる。な、なに言ってるんだこいつ。またしないってこの行為だろ?するわけないじゃん。ばかじゃないの?お前こんなこともひとりでできないほどのおこちゃまなの?するわけないいじゃん。しないよ、しないんだからね!

互いに何も言えず黙り込む。ああ、顔が熱い


自然と私の頭が上下した気がしたが是非とも気のせいであってほしい。


ーendー

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