小説
□がまんできないよ
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昇る朝日がやけに眩しい。
隣に君が居るからかもしれない。
真っ白の太陽を、負けないくらい輝いた笑顔で見つめるキミ。
お互い言葉は一切なかったけれど、不思議と居心地が良かった。
「また、」
いよいよ太陽がその姿を全て出そうというとき、キミがふいに俺の方を向いた。
「また、タケシさんとここに来たい…な」
俺より年も身長も小さい彼女が、無性に綺麗に見えた。
「そうだな、また二人で見よう」
なんでだか恥ずかしくて、キミの方を向かずにわざと太陽を見た。
午前4時47分、
がまんできないよ
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