小説
□グリーン
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…口減らず。
「おっ。また挑戦しに来たか」
ナルシスト。
「ま、この俺様には勝てないと思うけどな」
自信過剰。
「さっさと終わらせてやるぜ」
鬼畜。
「おいおい、どうした?」
意地悪。
「今回も残念だったな」
馬鹿、アホ、どじ、まぬけ…
「……おい、何か余計なこと考えてるだろ」
ウルセー、じいちゃんに名前忘れられる程度のやつのくせに…
「口に出てるぞ」
そう言って私に近づくと、一瞬息が止まるかのよう、唇がふさがれた。
そして続けざまに深く、角度を変えてお互いは重なった。
…自分勝手。
「世界で一番俺様がかっこいいってことだよ」
話、噛み合ってないから
「照れんなよ」
えっち。
それは正解
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