大乱闘奮闘記
□特に意味はないんです。
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―――某日。
温かい日が差し込む大広間。
メンバー全員が座っても尚、まだ椅子が余るほどの長いテーブルの一角で、アイク、リンク、シーク、ファルコはそれぞれ好きな飲み物を飲み、心地良く、いつも通りのほのぼのとした、平和で静かな生活を送ってい…、
リンク「あ゙あ゙ぁ゙ーっ!!暇だあぁぁ!」
アイク「何だいきなり…」
シーク「大きい声を出さないでくれたまえよ、リンク君」
………ませんね、全く。
リンク「なぁファr…、焼き鳥?」
ファルコ「………。」
リンク「あれ…、オイ、無視かこの野郎」
ファルコ「…え。何、俺に言ってんの?」
リンク「お前を呼んだんだよ、そんなんもわかんねーのか。馬鹿じゃねーの?」
ファルコ「いや、だって俺、焼き鳥じゃねーし。」
リンク「なにか?お前は、」
ファルコ「オイ無視すんなや。」
リンク「お前は、俺が何の前振りもなくいきなり、焼き鳥とか言うようなヤツだとでも思うのか?」
ファルコ・シーク「「全力で思う。」」
アイク「……(…何とも言えん。)」
リンク「知ってたか?今日の天気は、一部の地域で晴れ時々爆弾なんだぜ。」
シーク「謝りますからその爆弾しまって下さい。」
ファルコ「時々爆弾とか意味わかんねーよ!つーかありえないだろ;」
アイク「…そういえば、今朝テレビで●純さんが言ってたな。『今日は全体的に晴れますが、一部の地域では、爆弾にご注意下さい』って。」
ファルコ「本当だったー!;」
リンク「嘘だと思ったのか?」
シーク「でもあの人の言う事は十中八九ハズれるから大丈b…」
ファルコ「わーっ!!;今すぐ色んな方面に謝れっ!!」
シーク「嫌だよ、何で僕が」
アイク「…シーク、」
シーク「ごめんなさい!」
ファルコ「扱いの違いが目立つな…;」
リンク「………」
アイク「どうしたんだ、リンク。黙りこくって」
リンク「…いや、暇だなぁと思ってよ」
ファルコ「あん?平和でイイ事じゃねーか」
リンク「もっと非現実的な事ねーかな…」
シーク「じゃあ僕が、何かしらをやってあげよう。」
リンク「結構だ。お前に任せると、アイクが犠牲になりかねない」
シーク「何故わかったんだ!」
ファルコ「お前アイクに何するつもりだったんだよ…」
アイク「…俺?」
シーク「聞きたいのかい?」
ファルコ「…やっぱ遠慮する;」
リンク「あっ!!」
アイク「何だ?」
リンク「そうだ、冒険に出よう!」
ファルコ「………;」
シーク「………;」
アイク「………;」
ファルコ「いや…、そんな…、そうだ京都へ行こうみたいなノリで言われても……。……え?;」
アイク「冒険…?;」
シーク「ふむふむ…、冒険か。そりゃまた…急だね」
ファルコ「お前は落ち着きすぎだろ;もっと驚けよ;」
シーク「テンションの上がり下がり以外なら、僕は何があっても冷静でいれる自信があるよ!」
アイク「凄いな」
ファルコ「マジ?」
シーク「一応、一国の王女だしね!」
アイク「……(忘れてた…);」
ファルコ「あ、そうだっt…「おいシーク、この写真やるよ(リンク)」
シーク「どれ?…ブバッ!(鼻血)うっわヤバっ!!こんな写真いつ撮ったんだい!?うわあぁぁヤバいっ!!」
ファルコ「あれっ、一瞬で騒ぎ出したけど!?;王女の威厳はどうした!;」
シーク「威厳?そんなんアイク君に捧げたよ」
ファルコ「いつ!?;」
アイク「捧がれた覚えは無いが;」
リンク「大丈夫だアイク。シークはな、ちょっと妄想と現実の区別がつかないだけだから」
ファルコ「それは大丈夫なのか!?;」
リンク「本当にヤバかったら自分で何とかすんだろ」
ファルコ「放置かよ;」
シーク「失礼な!現実なんかもう見れない。既に手遅れさ!」
アイク「それは威張って言う事じゃない」
ファルコ「アイクの言う通りだぜ。大丈夫かよ…;」
リンク「(ハイラルの未来が心配だぜ…;)まぁシークが落ちぶれたら、ここぞとばかりに俺が王位の座までのし上がるからどーでもイイんだけど」
アイク「…ちょっとイイか?」
リンク「はい却下。」
アイク「まだ何も言ってない!;……言ってる事と思ってる事…、逆だよな?リンク;」
リンク「あぁ、俺ってば嘘のつけない正直者だから」
ファルコ「……(…どの口がほざいてんだよ)」
シーク「はい!今このトリさん、心の中で『どの口がほざいてんだよ、そんな嘘付く口は塞いでやろうか、俺の口で。』って言いました!」
ファルコ「な…っ!お前は読心術でも習得してんのか!?;」
シーク「王女に不可能は無い。」
ファルコ「なんだそれ!つーかすぐ話をソッチ方面に進めるの止めろ!;」
シーク「え、何?否定しないの?…え?マジなのかい!?;まさかのファルリンフラグ?;」
アイク「ファ、ファルコと…、リンク…?;」
ファルコ「んな訳あるかああぁぁぁ!!!;;」
アイク「……ファルコ…;」
ファルコ「そんな憐れみを含んだ目でこっちを見るな!…違うからね?;そんな事思ってないからね!?;;」
リンク「きゃー、性欲の強すぎる獰猛な(焼き)トリに喰われるー、助けてー」
ファルコ「お前も乗るな!そしてせめて感情をこめろ!;かっこも余計だ!!;」
シーク「んー、ファルリンかぁ…。……無理、かな。ごめんねトリさん、残念だけど僕、トリと〈悪魔〉…人間の絡みなんて見たくないんだ」
ファルコ「全っ然残念じゃない!寧ろ、お前の妄想力も逝く所までは逝ってなくて安心したぜ!!;毎回言うがトリっつーな!」
リンク「待て待て。今小声でなんか言わなかったか?」
シーク「気のせいだよ。ね、アイク君?;」
アイク「お、俺に振るな!;知らん、俺は知らんぞ…;;」
リンク「あれー?アイクー、何で動揺してるんだー?」
アイク「…動揺なんて、してない!」
リンク「……目、泳いでるんだけど」
ファルコ「はっ!…おいリンク、さっき小声で、お前の事『悪魔』って言ったぜ、シークが」
リンク「へええぇ〜〜?」
シーク「(こっのクソドリがああぁぁ!)ち、違うよ!僕は『あくまでも素晴らしい』って言ったんだよリンク君!!;」
リンク「素晴らしい…ね。信じられねーな。…よしっ!んじゃ、1つだけ俺の願い叶えてもらおうか。そしたら許してやるよ」
シーク「…因みに願いとは?;」
リンク「……」
アイク「…何故、俺を見る…?;」
ファルコ「覚悟しとけ、アイク。どうせろくな事になんねーぞ;」
アイク「…?;」
リンク「ハイラルでの同姓結婚を認めろ」
シーク「え?…あ、そんな事なら全然イイよ?てゆーか寧ろ僕も賛成?」
リンク「よし。アイク、今すぐにハイラルに行こう」
アイク「ハイラル…?;」
ファルコ「おいおい勝手すぎんだろ!;」
リンク「なんだ?まさかお前もアイク狙いか?絶対ぇ渡さねーぞ」
シーク「違うよリンク君。トリさんは狐君一筋だよ」
リンク「あぁ、そうか。」
ファルコ「どっちも違ぇーよ!!;」
アイク「…フォックスの事好きなのか?」
ファルコ「ほらあぁぁ!!変な誤解招いたああぁぁぁ!!!;;」
アイク「誤解…?…じゃあ嫌いなのか?」
ファルコ「きっ、嫌いでは無いけど…、好きって訳じゃねーよ!!;」
リンク「イタいなぁツンデレかよ。…ツンデレはアイクと姫しか許されねーよ」
シーク「気持ち悪いよ!トリのツンデレなんて嫌だっ!!」
ファルコ「お前ら…っ、もうちょい気ィ遣ってくれてもイイんじゃねーの!?;俺に厳しすぎだろ!!;」
アイク「つんでれ…?」
リンク「あぁ、ファルコの性癖だから気にすんなアイク。お前は知らなくてイイんだ」
ファルコ「適当な事言うなよ!!;」
シーク「適当:ある状態・目的・要求などにぴったり合っていること。ふさわしいこと。また、そのさま。相当。」
ファルコ「何その無駄に説得力のある説明!?;辞書か!!」
シーク「王女に不可能は無い。」
アイク「…そのフレーズ気に入ったんだな」
リンク「なぁアイク。…俺の事好き?」
アイク「……なんだ、いきなり;」
ファルコ「また意味のわからない…;」
シーク「本当に急だよね、君って。…まぁ、悪く言えばKyヒデブッ!」
リンク「黙らっしゃい!」
ファルコ「あーあー、殴っちゃったよ;…しかも、『KY』ってもう言っちまってるし、手遅れだし;;」
アイク「…き、嫌いではないぞ」
リンク「それは、俺の都合のイイように解釈してイイ訳?」
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