復活連載夢

□とろける☆lazylove
〜3〜
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ズガンッ!!

白い煙がモクモクと立ち上り、やがて消えた。

ビックリした私は、その場から動くことも出来ず呆然とその光景を見つめる事しか出来なかった。













今日も、恭弥と骸が私の教室まで迎えに来た。
私は部活に入っていないので、放課後になれば直ぐに家に帰る。
友人達は部活に入っているので、恭弥と骸に出会うまでは1人で帰ることも多かった。
だから、3人で帰るのは正直少し嬉しい。

「さぁ、僕と帰りましょうMy sweet angel 可穏」

My sweet angel 可穏って何。
鳥肌立ってるよ。
骸の天使になった覚えなどない。

「べ、別に君がどうしてもって言うなら一緒に帰ってあげなくもないけどっ…」

ツンデレ、きもい。
私がいつ恭弥に「どうしても一緒に帰りたい」なんて言ったよ。

はぁ…。
……こんな奴らでさえなければ、もっと素直に喜べたのに。

「うん」

思いはするけど声には出さない。
毎回毎回突っ込むのは疲れると、出会って半月でしっかりと学んだから。

STは先程終わったばかりだというのに、教室に人の姿は無い。
理由はこの2人(主に恭弥)が私を迎えに来るようになったから。
彼等を恐れてか、STが終わると皆速攻で教室から出て行ってしまう。
何とはた迷惑な奴らだろう。
教師さえ、速攻で帰らせてしまうこいつらと自分が友人だと思われるのは、我慢がならない。

(でも、もう皆に知れ渡ってしまっていることなのだから諦めるしかないか…)


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