復活連載夢
□とろける☆lazylove
〜3〜
5ページ/8ページ
「どうやら、僕達は10年前の僕達と入れ替わってしまったようですね」
「そうみたいだね。ねぇ、可穏、僕らが入れ替わる前にアフロの汚らしい子供がバズーカを撃ってなかったかい?」
軽くムッとしながらも恭弥は骸に同意して私に尋ねた。
「撃ってた」
「では、やはり僕らは10年バズーカの爆発に巻き込まれたようですね」
骸と恭弥は何故か納得してしまったようだ。
「どういうこと?」
「あっ!すみません、可穏!!今説明しますね」
私が不満そうな顔をしていたのか、骸と恭弥が焦ったように説明を始めた。
2人から聞いた話によると、さっきの少年はランボといい、ランボ君が持っていたあの筒は10年バズーカといって、撃たれた者は10年後の自分と入れ替わってしまうという代物らしい。
俄かには信じ難いことだが、目の前に10年後の骸と恭弥が現実としているのだから信じる他ない。
しかし、私は2人の説明の途中から他のある事が気になって、仕方がなかった。
そして、説明が終わると気になっていた事を2人に聞いてみた。
「ねぇ、何で2人とも猫耳と猫の尻尾をつけてるの?」
彼等の背の高さ故、先程は気付かなかったのだが、彼等は頭部に猫耳を付けていた。
ついでに、尻には尻尾までも。
「「…………………………」」
私の言葉に途端に押し黙ってしまった2人に私は戸惑う。
「すみません」
えっ!?何で謝ったの骸?
猫耳や尻尾を付けていたのが骸だけならまだ分かる。
骸は変態だし、猫耳を付けていても不思議だとは思わない。
ひくけど。
しかし、雲雀まで変態だったとは……。
ツンデレで変態とか、ひいて、ひいて、ひきまくるわ。