復活連載夢

□とろける☆lazylove
〜3〜
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「どうやら、僕達は10年前の僕達と入れ替わってしまったようですね」

「そうみたいだね。ねぇ、可穏、僕らが入れ替わる前にアフロの汚らしい子供がバズーカを撃ってなかったかい?」

軽くムッとしながらも恭弥は骸に同意して私に尋ねた。

「撃ってた」

「では、やはり僕らは10年バズーカの爆発に巻き込まれたようですね」

骸と恭弥は何故か納得してしまったようだ。

「どういうこと?」

「あっ!すみません、可穏!!今説明しますね」

私が不満そうな顔をしていたのか、骸と恭弥が焦ったように説明を始めた。

2人から聞いた話によると、さっきの少年はランボといい、ランボ君が持っていたあの筒は10年バズーカといって、撃たれた者は10年後の自分と入れ替わってしまうという代物らしい。
俄かには信じ難いことだが、目の前に10年後の骸と恭弥が現実としているのだから信じる他ない。
しかし、私は2人の説明の途中から他のある事が気になって、仕方がなかった。
そして、説明が終わると気になっていた事を2人に聞いてみた。

「ねぇ、何で2人とも猫耳と猫の尻尾をつけてるの?」

彼等の背の高さ故、先程は気付かなかったのだが、彼等は頭部に猫耳を付けていた。
ついでに、尻には尻尾までも。

「「…………………………」」

私の言葉に途端に押し黙ってしまった2人に私は戸惑う。

「すみません」

えっ!?何で謝ったの骸?

猫耳や尻尾を付けていたのが骸だけならまだ分かる。
骸は変態だし、猫耳を付けていても不思議だとは思わない。
ひくけど。
しかし、雲雀まで変態だったとは……。
ツンデレで変態とか、ひいて、ひいて、ひきまくるわ。


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