復活連載夢

□とろける☆lazylove
〜3〜
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「可穏…かい?」

「ここはいったい…」

2人から聞こえた戸惑ったような声に、私はしゃがんだ状態で後ろを向き、その表情を伺う。

幼い少年はいつの間にか泣き止み、同い年位のおさげ髪の女の子と、走ってどこかへ行ってしまっていた。

そこで見上げた二人は、さっきまでの恭弥と骸じゃなかった。
私は唖然として2人を凝視してしまった。
立ち上がって見ると、ますますさっきまでの2人との違いが際立つ。

まず、背が高い。
顔を見ようとすると、首が痛くなりそうな程に。
服装も違うし。
骸はロングコートを、恭弥は着物を着ていた。
顔も違う。
ある程度は幼さの残っていた2人の輪郭や瞳が鋭く大人びて見えた。
骸は髪が伸び、恭弥も髪型が変わっていた。

「可穏、かかかかわいいですっ!!コスプレですかっ!?」

ハァハァと鼻息も荒く、私をジロジロ舐めるように見てくる骸に若干身の危険を感じる。

「ど、どうしたの。なんだか幼くなったんじゃない?…かわいい、けどさ」

恭弥は微かに顔を赤らめ、どもりながら視線をさまよわせる。

2人からは私が幼くなったように見えているらしい。

「2人こそ大人になったみたいだよ」

大人になったみたいどころか、完全に成人した男性にしか見えない。

「何言ってるんですか、可穏?僕らとっくに成人を迎えているじゃないですか」

「私まだ15歳だけど」

「「えっ!?」」

2人は私の言葉に同時に驚きの声を上げた。

「僕は25歳だよ」

「僕もです」

(どういうこと?)


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