復活連載夢

□とろける☆lazylove
〜3〜
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「ぐぴゃ!!」

少年のボンバーな頭を恭弥がトンファーで殴った。

「恭弥っ!?」

恭弥はツーンとそっぽを向いている。

(…後で殴る)

「だ、大丈夫っ?」

本気で殴ったわけではないだろうが、幼い子供が恭弥に殴られて倒れないなんてある意味すごいかもしれない。

「ブ、ブエェーーン!!」

(…ブエェーーン?)

少年は火がついたように泣き始めてしまった。
私は必死に慰めようとするが、少年は私を見てくれない。
すると、少年はグスグスと泣きながら、ゴソゴソとどこからか少年よりもかなり大きな紫色の筒のような物を取り出した。
それをどうするのかと、私が少年を見ていると、骸がその筒に付いていた紐を唐突に引っ張った。

「あ」

その時丁度、筒の穴が開いている方は、しゃがんだ私の後ろに立っていた骸と恭弥の方を向いていた。


ズガンッ!!

白い煙がモクモクと立ち上り、やがて消えた。

ビックリした私は、その場から動くことも出来ず呆然とその光景をみつめる事しか出来なかった。


(バ、バズーカっ!?)

煙が晴れ、バズーカに至近距離で撃たれた2人の姿が見えてくる。

ほっとする。
見たところ、2人に怪我は無いようだ。

(そりゃ、こんな幼い少年が本物のバズーカを持っている訳ないよね)


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