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□大好きな君へ
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三橋君は今日も元気に学校へ向かいます。
実は今日は三橋君の誕生日!!
でも、当の本人見事に忘れてます。
いつもどおり、蜂蜜色のふわふわの髪の毛を揺らしながら、自転車を走らせます。










1、田島編




「みっはしー!!!!誕生日おめでとー!!!!」

さて、最初に祝ってくれたのは我らが4番の田島君。
グラウンドに足を踏み入れた三橋君に元気に飛びついてきました。
いきなりのことでふらつきながら、やっと自分の誕生日だってことを思い出したみたいです。

「田島君…ありがと!!フヒッ」
「三橋の方が俺より兄ちゃんかぁ!!変なのー!!!!」
「ほ、ホントだっ!!俺、田島君よりお兄ちゃん、だっ。」

ハラハラしながら様子を見ていた部員達は、そんな2人の会話を聞いて脱力。

「年は俺のが下だけど、夜はゲンミツに俺が上「「田島ーーー!!!!!!!」」…花井と泉うるさい!!」
「お前!!三橋の前では下ネタ禁止ってあれほど言っただろ!?泉、気持ちは分かるが拳を収めてくれ…。」
「え〜??俺、何か変なこといったか〜??」
「「言った!!!!」」
「別にいーじゃんなぁ三橋!!…って三橋いねー!!!!」
「栄口が連れていってたぜ。」
「ちぇー。ま、教室で会えるしいっか♪」










栄口編



田島、泉、花井が騒いでいるうちに三橋を強奪してきた実は黒い栄口君。

「栄口君…ど、したの??」
「あのね三橋…これあげるよ。誕生日プレゼント。」
「い、いいの!?」
「(可愛い〜vV)うん。誕生日おめでとう。中、見ていいよ。」
「……わ、ストラップ、だ!!」
「三橋に合うかなーって。どうかな??」
「すごく可愛い…です。大事にする、ね、!!ありがとう!!」

三橋の笑顔に大満足な栄口君。
誰よりも早くプレゼントをあげることに成功です。

(栄口君、イイ人だっ!!)
(これで三橋の中での俺の評価、上がったかな。)

やっぱり黒い栄口君でした。
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